Participate and Share - オブジェクト倶楽部クリスマスイベント
恒例のクリスマスイベント、今年もなんとか盛況のうちに終えることができました。
2005クリスマスイベント~ プロジェクトを成功させる7つのカギ ~
http://www.objectclub.jp/event/2005christmas/
中心コンセプトは、プロジェクトを成功させるカギは何かとし、カギを全員参加型で議論し、カギ束にして持ち帰ろうよ、ということにしました。望む姿勢は、
Participate and Share
です。「参加と共有」。手段として、TheWorldCafe をやりました。テーマについてカフェ形式で話合い、テーブルクロスにどんどん思ったことを書いていきます。全員がどんどんテーブルを交代して、議論を「交配」させるわけです。
この試み、おおむね好評でしたが、「議論の時間が短い!」、「会場が狭い!」という問題が大きかったです。ちょっと自己紹介をすると、すぐ交代の時間が来てしまうようで、なかなか、Conversations That Matter にならない。次回はぜひ、World Cafe Hack して、改善したいと思います。
主賓講演の、前川徹さん、よかった。ウォーターフォールはだめ!と言い切っていましたが、データによる解説と熱い信念が溢れて、うんうん、とうなづいて聞いてしまいました。食事をご一緒したのですが、「ここに来て、エンジニアの未来を明るく感じた」とおっしゃっていました。うれしかった!
そして、日本のプログラマ界が誇る、Matzことまつもとゆきひろさん。お昼をお誘いしたら、「PCが立ち上がらない!」と一人ソファーで Linux の Kernel Panic! というコンソールを見ながら格闘していました。それでも、講演は思いがこもった、エキサイティングなものでした。
ライトニングトークス、今回はレベル高いですね。選に漏れた人も多かったと聞きます。寺ださんのQoEL(Quality of Engineering Life)を会計的に考察し、エンジニアの「清算価値」から「継続価値」への視点転換をB/S、P/Lをうまく使って説明したトークは、静かながらも説得力がありました。
JUDEを使った、マインドマップとUMLの連携、平鍋と懸田さんとでやらせてもらいました。アドリブで要求のヒアリングをやったのですが、押さえどころを押さえ、その場で揺らすところがうまく揺れて、バランスよくできたと思っています。
ぼくは参加できなかったのですが、Sunの山口さん、豆蔵の藤井さん、CCS三河さん、デバッグ工学研究所の松尾谷さん、モデリングバトル参加のみなさん、ありがとうございました。
それにしても、ざっくりした数字で、参加者300名弱、懇親会200名弱、という、とんでもない歩留まりのお化け倶楽部になってしまいました。これもファンとなってくれた皆さんのお陰だと思っています。ありがとうございました。また参加してね♪
講演資料を公開中です。
http://www.objectclub.jp/event/2005christmas/schedule