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HorizonとXenDesktopのそれぞれのメリットとデメリット

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こんにちは。
ポール・マッカートニーが来日しています。昨日の武道館公演では30曲を超えるコンサートになったようで、到底74歳とは思えない元気さですね。自分も70歳を越えても老いていないようにしたいです。という私は本日の東京ドーム公演に行きます。実はジョン・レノン派ですが、Wings時代のポールは好きですね。Jet、Live and let dieは昨日も演奏したようなので期待です。本当はBand on the runも聴きたいですが。いずれにしても楽しみです♪

本日は仮想デスクトップを実装するためのソフトウェアであり、VMware社のHorizonとCitrixのXenDesktopを比較してみたいと思います。

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プレゼンテーション型 VS 仮想PC型

シンクライアントとは、クライアント端末(ユーザーが直接使う端末)に機能をほとんど加えず、処理をサーバーで行うシステムです。そんなシンクライアントですが、代表的な製品としてプレゼンテーション型と仮想PC型があります。

まずは、プレゼンテーション型の特徴を見てみましょう。プレゼンテーション型のシンクライアントは、サーバーOSにアプリケーションをインストールしたら、そこに複数のクライアント端末からアクセスします。そのため、マルチユーザーに対応したアプリケーションを使わなければなりません。しかし、共有ストレージの性能をそこまで求められないことから、コストを掛けずに導入できる点は大きな魅力です。

一方、仮想PC型はクライアント端末やOSで起動するため、アプリケーションの互換性を考える必要がありません。また、クライアントOSでほとんどのことが完結する点が魅力です。しかし、クライアント側が仮想マシンを用意するため、物理サーバーのスペックが求められます。導入コストが高くなってしまうため、プレゼンテーション型よりも検討しづらい点があることも事実です。

プレゼンテーション型と仮想PC型のシンクライアントは、どちらも一長一短あることがわかりました。企業の状況によって導入するメリット・デメリットが異なるため、シンクライアントは、どちらのほうが優れているとは言えません。

仮想PC型の人気シンクライアント

仮想PC型のHorizon(VMware社)と仮想PC型のXenDesktop(Citrix社)は、どちらもシンクライアントにおける代表的な製品です。Horizonはバージョン6以降、プレゼンテーション型としても使える特殊なシンクライアントとして話題を集めました。

HorizonとXenDesktopは、どちらも共通して高速プロビジョニング機能があります。プロビジョニング機能とは、業務ニーズに合わせてシステムの構築や変更を簡単に行う機能です。一定の変化を想定して、必要に応じて準備した資源を切り替えます。

Horizonの場合、Horizon Composerという高速プロビジョニング機能が使用できます。すべての仮想マシンのアドレス情報を参照しながら、HDDを持ったマシンとして機能しているかのように稼働する、リンククローンという手法を用いていることが特徴です。これによって、ディスク容量を削減しながら使用できます。

一方、XenDesktopはリンククローンのほか、ネットワーク経由でOSやソフトウェアをストリーミング技術によって配信するPVS(Provisioning Service)というプロビジョニング機能も選択できます。PVSの場合、リンククローンよりもディスク容量と管理工数を省くことができる点が特徴です。ファイル単位で情報を読み込むため、ストレージへの負荷が少なく、大規模な環境にも適していると言えます。

Horizonのメリット・デメリット

Horizonは、単一プラットフォームでデスクトップとアプリケーションを提供するシンクライアントです。OSとアプリケーションを切り離しているため、どのOS環境でもアプリケーションを動作できます。また、exe形式でパッケージ化できるため、外出先の環境にも適している点が特徴です。

ストレージコストを抑えられてわかりやすい管理コンソールが特徴のHorizonですが、決して万能というわけではありません。他の接続方式との連携や周辺デバイスとの連携の点で、XenDesktopに比べるとやや見劣りするという評価が一般的です。

XenDesktopのメリット・デメリット

XenDesktopは、先ほどにも述べた通り、周辺デバイスとの接続に優れたシンクライアントです。また、印刷時には圧縮だけではなく、帯域制御ができるという強みがあります。プロビジョニング機能も2つの方式から選べる点が特徴です。

Storage I/O削減機能は未対応です。これは、Horizonには実装されている機能なので、XenDesktopのほうが劣るポイントかもしれません。良くも悪くも頻繁にマイナーアップデートが繰り返される点も特徴です。

大差はないというのが大きな感想

Horizon とXenDesktopを比較しました。性能的には極端に差がない仮想PC型シンクライアントのため、多くのユーザーの声を聞く限り、そこまで大きな差は出ないという意見が多いです。実情としては、触ってみたときの使い勝手から選ぶという人も少なくありません。

また、両方のベンダーの意見を聞いてみて、ポリシーやビジョンに納得できる製品を導入するという決め方もよいかもしれません。どちらもシンクライアントの中では人気製品なので、好感を持てるほうを選んでも失敗することはないと思います。

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