オルタナティブ・ブログ > 仮想化&ストレージの基礎と最前線 >

ストレージのスケールアウトはどのようなメリットがあるのか

»

こんにちは。東京は急に寒くなりましたね。ダウンを出すべきかどうか悩んでいる今日このごろです。
ちなみに、今日はポッキーの日ですね。私は車に載るときは、かならずポッキーを買って、ポリポリ食べながら運転します。もう癖ですね。相当な消費量だと思います。
つぶつぶイチゴ味が好きですが、同僚がタイのおみやげで買ってきてくれたマンゴー味も美味しかったです。

今日はストレージのスケールアウトについてお話します。

8c37a5545ca6b0f7906c55aa2e1846e1_s.jpg

スケールアウト型ストレージは、拡張性や管理性において、それまで市場に登場していたスケールアップ型ストレージにはない利点を持ち、仮想化の利用が本格化した中にあって非常に注目を浴びているものとなっているのです。スケールアウト型ストレージは、データペースや仮想マシン用のデータストア等のニーズを想定して作られており、多数のボリュームを効率よく管理する基盤となるストレージプールを構築することがその発想の原点にあるといえます。サーバ仮想化では、複数の物理サーバのリソースを論理的なリソースプールとしてひとまとめにし、そこから各仮想マシンにリソースを割り当てますが、スケールアウト型ストレージでも、複数の物理ストレージのリソースを論理的なストレージプールとしてひとまとめにし、そこから各ボリュームにリソースを割り当てる方法をとることにより、高い格調性を維持することに成功しているのです。

■容量と性能を拡できるのが大きな特徴

スケールアウト型のストレージは複数のサーバをスイッチでつなぎ合わせることにより束ねて、一つのファイルシステムとして管理していくものです。拡張が無停止で実現可能であり、物理的には無限に近い拡張性をもつことができることが魅力となるものです。
DAS、SAN、NASなど従前からのスケールアップ型ストレージではひとつのコントローラのしたにディスクが配置されるという構成であったため、増設のたびにノードであるサーバのCPUを追加させなくてはならないという大きな問題がありました。このやり方ですと無停止で拡張はできませんし、コントローラユニット経由の接続となるため負担がかかることになります。そもそもコントローラユニットの拡張や増加というものは容易ではなく、またコントローラユニット障害が発生すると、すべてのデータがアクセス不可になるといった大きな問題も抱えることになっていたのです。
しかしスケールアウト型ストレージであれば、ユーザーから見たときには常にひとつのファイルシステムであり、ノードであるサーバには独立して接続し、アクセスが可能となる点が優れているといえます。さらに、ディスク故障が発生した場合には自動的にノード間でテータを補完することで稼動を継続することができるようになっていますので、より安全でノンストップの利用が可能になるのです。
スケールアウト型の場合には、各ノードにCPUが搭載されていますから容量を増設してもパフォーマンスを保つことができますが、スケールアップ型はどうしてもパフォーマンスに影響が出る点が大きく異なるものとなります。

■ストレージ管理がより簡単になるのが最大のメリット

これまでストレージの容量管理は、システム管理担当者にとっては非常に大きなストレスとしてのしかかってきていました。それは、ストレージの追加導入が時間的にも費用的にも大きな負担となるうえ、そもそもスケジュール調整自体が難しいからで、企業が収集管理するデータは近年飛躍的にその領域とボリュームが激増していることもあり、そのデータの増加ペースを事前段階で正確に予測することはほぼ不可能に近くなっているのです。
こうしたことを解決させるため、ここ数年で大手のメーカーが続々とスケールアウト型の市場に参入するようになり、スケールアウト型ストレージへの移行が急激に進みつつあるのが現状です。ユーザーから見れば必要なときに必要な容量を随時追加することができますから、初期導入時に将来の利用を見込んで大容量のドライブを先行投資で購入することもなくなり、適宜必要に応じた投資ができる点は最大のメリットとなっています。容量が増えてもパフォーマンスが低下しないことも、このシステム導入の安心材料となっています。

■クラウドには必要不可欠なのがスケールアウト型

パブリッククラウドなどのマーケットでは、後々から増設が可能となるスケールアウト型のストレージの利用が進んでいます。いつでも簡単に利用が可能になるパブリッククラウドでは、使い始めてからデータ容量が増えて増設を余儀なくされるユーザーが殆どとなりますが、このようなしくみをもつストレージシステムであれば、サーバを止めることもなく必要に応じて随時増設が可能となりますので、まさにパブリッククラウドの要件を満たすシステムであり、いまやほとんどのクラウド事業者がこの仕組みを導入するようになっているのです。
ビジネスの成長に伴ってそのシステムを拡張していく場合には、容量だけではなく性能の拡張も必要となる重要事項です。クラウドではスケールアウト型ストレージの性能面での拡張性を活用することにより、最初は最低限の要件を満たす小規模な構成、つまりスモールスタートから始めて、ビジネスが軌道に乗ってリソースの拡張が必要になったら、それに合わせてシステムを拡張していくというアプローチを採ることができるようになり、よりクラウドの利便性を高めることに大きく寄与しているといえるのです。

なお、ティントリのスケールアウトは、ブロック単位ではなく、VM単位で行う業界唯一の「VMスケールアウト」です。最大で32ノードを疎結合して最大10ペタバイトのオールフラッシュ プールを運用することができます。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する