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季節外れのさくらんぼ?

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さくらんぼ小学校ネタが一部世間を賑やかしているようですね。事の詳細は様々なところで書かれていると思うのでここでは触れないけど。
この話って僕の所属する企業のような会社がやってるビジネスとも特にあんまり直接関連性はないのに、こうした内容でもどこかから解説を求められたりすることがちょいちょいある。で、ここはあくまで私個人のブログなんで、この件について個人的に思ったことを書いてみようと思う。
って、いつも個人としての話しか書いてないけどw

特に子供の頃、若い頃って、けっこう多くの人が『言葉遊び』好きです(した)よね。
僕も身に覚えがあるネタだし、これは例を挙げるまでもない話だとは思うけど、替え歌とかもそう。しりとりみたいに、歌詞の最後の文字で始まる別の言葉を付け加えたり。それとか小学校くらいの頃「マリちゃん」って子が『あたしオダって人とは結婚しない!』とか言ってたり。
・・・なんか書いてて懐かしい気持ちになってきたw
自分に子供が生まれて、いざ我が子に名前を付けようって時、その名前の語呂とかでこういった言葉遊びからイジメに発展したりすることもあるから、苗字と合わせた場合を含めて、すごく気を配ってあれこれ考えて決める人もけっこう多いんじゃないかな。

また、ちょっと違うベクトルの話かもしれないけど、企業や団体が製品名やブランド名などを考えるときって、こうした言葉遊びはもちろん、既存の名前ではないかとか、他者の権利を侵害していないかとか、充分に調査してネーミングを行いますよね。当然といえば至極当然な話だけど。
知財ビジネス、ドメイン名なんかもそうだけど、特定の名称やそれに関連する名称等を含めた【無体財産】の類を『これは後々になってニーズが生まれるに違いない』と踏んで、先んじて押さえておくっていう類の商売ってずっと昔から普通に存在するよね。

で、今回の話。

例のサイトって、問題になってる公立校のネーミングより前からあったんだよね?てことは、この話は版権ビジネスとか権利侵害とかの類とは全然関係ない話だろうと思われる。さくらんぼって名称が相応しいか相応しくないかは議論が分かれるところだと思うけど、実際にこういった名称の学校が今後実際に誕生するかも・・・って事自体はあんまり予想できなくないかな?
個人的には想定の範囲外じゃないかなって思うし、そのサイトがこのネーミングを使った事自体には悪意はなかったんじゃないかな、って思う。

特に最近はインターネットの普及によって、個人でも小さいコミュニティでも、誰もが世界中に情報を発信したり、何かを作って多くの人に見てもらったり、比較的カンタンにできるようになった。個人が容易に得られる情報量とその範囲も、昔とは比較にならないほど増えてる。
だから、こういった無体財産、特に名称は【不特定の一般大衆が容易に知り得る他の何かとカブる可能性】っていうリスクが昔とは比較にならないくらい高くなってる。そしてそれだけ誰かに【揚げ足を取られる可能性】も高くなってるって事が言えるわけですよ。

そこら辺を考えると、時間軸的に後からネーミングをした側が、他の何かと名前がカブったっていう事も起こりやすいし、それを誰かに突っ込まれる確率や頻度もものすごく高くなっているわけで、正直その辺の認識はちょっと甘かったんじゃないかなぁって個人的には思う次第です。
ただこうなってしまった以上、特に実際のものが【似ていると色々とマズい要素を多く含む】今回のような事例の場合、なんでそうなったっていう犯人探し的な話よりも、事後の可及的速やかな状況改善・修復作業の方が現状はずっと重要なわけで、お互い話し合ってどちらかが名称を変更するなり、現状の問題点を解消する事が先決だよね。

結果論としてどちらが名称変更しても、もしくは双方共に名称変更しても、両者が協議の上で決まったことであって、それで今問題視されている状況が解消できるのなら別にいいと思う。ただ、個人的には【正当な理由がなくとも個人や小さい団体は大きな組織に譲歩すべき】という考え方は好きじゃない。それに、今回の件は【アダルトサイトの存在が正当か否か】っていう話とは、論点が全く別の話だと思う。僕個人としては別にこうしたサイトの存在自体は肯定も否定もしないけど、こうしたお題目である種の強制力をもって事を運ぼうとするのは、いくらなんでもあまりに正当性を欠くとも思う。

今回トラブルに巻き込まれるのは、実際にそこに通うことになる子供たち。その子供たちにとっては「人々の話題になること」そのもの自体が既に大きな被害でしょ、普通に考えて。だから正当性の主張とか【大人の都合】なんてもう後回しにして、もちろん両者の協議の上で、とりあえずどちらかが名称変更するなり【事態の迅速な沈静化】を最優先にして欲しいなぁ、とか思ったり。
実際どうなのかは見えないけど、今は違うかもしれないけど、問題が表面化した頃はなんかお互いが直接協議しているようには感じられなかったんだよねぇ。可及的速やかな直接の話し合いは絶対的に必要じゃないかと思うんだけどね、個人的には。
だって、お互いが協議しないで各々独断で名称変更して、万が一にもその変えた名称がまたカブった、なんてなったらもう最悪じゃない?

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