★日経金融機関ランキングから思うこと★
24日の日経新聞に3大都市圏の個人を対象に調査した「第三回日経金融機関ランキング」が
掲載されていましたが、顧客の満足度評価で大手銀行は10位圏外ということで、
新生銀行やネット銀行の支持の高さが鮮明になりました。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20060823AT2C2204S23082006.html
三年連続でナンバーワンの新生銀行は自行ATMが24h無料などが評価され、
民営化を控える郵便局は前回の17位から20位後退。
2位のソニー銀行は「商品・サービスが魅力的」「預金金利が高い」という2つの分野で1位。
6月からはPCに加え、携帯電話でも円口座の振込や残高照会ができるなど
使い勝手もますます良くなっているとのこと。
銀行サービス向上にIT化は欠かせないのですが、そのスピードや顧客にとっての利便性が
重要だと思います。自分が学生時代は都市銀行は13行ありましたが、今は??
横並びの金融サービスは不必要で、「特別な」「オリジナル」のサービスを顧客は求めていますね。
顧客接点でのIT化の効用はテクノロジーの進化とともに比例すべきものですが
世の中の技術水準からいえば、まだまだ進化のスピードが遅いし、できていないことが多いと思います。
今年住宅購入ためローン契約などもしたのですが、指にマメができるほど
数々の捺印をし、似たような書類の記入に同じような内容を書かねばならない。
法改正や銀行のルールも変えなければならないこともあるかも知れません。
ITではありませんが、郵便局に封筒が売ってなくて困ったこともありました。
民営化を控える郵便局がマーケティングの最前線でITを活用し、新しい金融サービスの
モデルとなり、既存の金融機関とサービスレベル向上を切磋琢磨してくれることを期待したいです。