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フランス版WikiLeaksを立ち上げたエンジニアが自殺未遂

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フランスのブッシュ=デュ=ローヌ県に勤 務するエンジニア、Philip Sion氏が8日に自殺未遂を図ったようだ。

ブッシュ=デュ=ローヌ県は地中海に面するフランス南部にあり、港町のマルセイユを含む。同県でコンピュータエンジニアとして勤務していたSion氏は2011年1月1日、汚職告発を目的とした「Wikileaks 13」を立ち上げた(13の由来は、同県の県番号が「13」だからだと思われる)。

世界を対象とするWikiLeaksとは異なり、Wikileaks 13France13は同地方の汚職に関する事実公開を大きな目的としており、「自分たち、そして子どもたちのために、マルセイユをよくしていこう」、と訴え参加を呼びかけた。告発の中には、OSマイグレーションの話もある。

その後、Sion氏は懲戒免職となり、8日夕方に自宅で自殺を図ったようだ。その後病院に運ばれ、命に別状はなかったようだ。

現在もサイトはそのままになっており、市民のコメント(ほとんどが支援)もそのまま読むことができる。

なお、WikiLeaksのJulian Assange氏はSion氏の自殺未遂のニュースに対し、「個人的に心を動かされた」とコメントしたようだ。Assange氏とSion氏は偶然にも、共に39歳である。

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