仏2番手携帯オペレータのSFRがTELE2仏事業を買収
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スウェーデンのテレコム会社Tele2がフランスにおける固定網事業を、携帯電話オペレータの仏SFRに売却する。フランスにおいて携帯電話2番手のSFRは、330万人の顧客を持つTele2のADSLおよび固定通話事業を取得することになる。
Tele2は安価な固定網電話サービスを売りに仏市場に参入、その後ADSLにも事業を拡大した。だが、フランスにおけるブロードバンド市場の競争は激しく、事業はマイナスに転じていたようだ。これを受けての仏事業売却となったようだ。
同社は固定網以外にも、携帯電話オペレータとして、MVNOの形で携帯電話サービスを提供しているが、この事業は当面維持するようだ。
SFRはフランス2番手の携帯電話オペレータ。シェアは35.5%。3G、HSDPAなど新しいサービスを先駆けて展開している。英Vodafoneの出資を受けていることから、「Vodafone Live!」などのサービスも提供している。Vodafoneは英仏海峡の向こうからSFRにラブコールを送っているが、56%の株式を持つ親会社Vivendiはなかなか譲りそうにない。同社は、大手ISPの仏Neuf Cegetelにも出資している。
そのNeuf Cegetelは先日、AOLの仏事業取得を発表したところ。欧州テレコム市場は国境と固定・携帯の境を越えて、統合が進んでいる。
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