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AOL欧州撤退、3カ国で売却を進める

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事業再建中のAOLは、欧州3カ国(英国、フランス、ドイツ)の事業部を売却する計画だが、フランスではどうやら、2番手ISPの仏Neuf Cegetelが買収することになりそうだ。

AOL FranceとNeuf Cegetelは8月2日付けで声明文を発表、買収に向け独占交渉に入ったことを明らかにしている。年内には合意に至るとしているが、一部報道によると、買収金額は3億ユーロ程度とのこと。

フランスは、同じく固定オペレータのTele2も身売り中のようで、Neuf CegetelはTele2よりAOL Franceを選ぶことにしたようだ。Neuf Cegetelは、France Telecomに次ぐ2番手。先日もユニークなFMCサービスを発表するなど、積極的に動いている。

ロイター通信によると、残りのAOL UKとAOL Germanyも、売却に向けた入札が始まっているようだ。英国はVodafoneが買収を検討といううわさもあったが、デジタルTV大手のBSkyB、携帯電話小売チェーン店でテレコム事業にも進出しているCarphone Warehouse、France Teleom傘下のモバイルオペレータOrangeが名乗りを上げているという。

一方のドイツは、Versatel、freenet.de、United Internet、Telecom Italia、KPNとISPを中心とした各社が関心をもっているようだ。

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