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所得税の還付金に利子がついた

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 連休前、税務署から所得税還付の通知ハガキが届いた。よく見ると、支払金額の下に「内還付加算金」とある。なんだろう、これ。連休が明けてから税務署に聞いてみた。

 還付加算金とは、還付金を支払うまで時間が掛かった場合に加算されるものらしい。税務署の担当さんに「還付金に利子がついたみたいなもの?」と聞いてみたら、そんな感じらしい。税務署が還付金を支払うまでの期間に応じて加算されるが、1000円以上でないと対象にならず、かつ100円未満は切り捨てとなる。

芝生 驚いたのは利率。年4.5%だそうだ。ええっ、高っ!去年秋ごろのオーストラリアドル1年定期くらいの金利だろうか。今どき、そんな高い金利はめったにおがめないというのに。

 還付加算金の利率というのは「その時に応じた利率+4%」となるらしい。上限はあるが最低でも4%はあるということ。ものすごい高金利ではないか。とはいえ、実際には還付加算金が発生するにはある程度の期間と還付金がないと発生しない。筆者の場合、支払いまでの期間が通常より長かったからギリギリ発生したようだ。

 なぜ還付まで時間がかかったというと、申告書類に不備があったため。e-Taxは今年が初めてだったこともあり、添付書類(住宅取得控除の残高証明書)が足りなかったのだ。これまで添付書類は申告書にのり付けしていたのだが、e-Taxだと同等の内容の電子申告書を添付するか後日郵送する必要があったそうだ。それを知らなかったのは当方の落ち度ではあるのだが、不備があるならそうとe-Tax送信後にエラーなりアラートを表示してほしかった。。。正常終了っぽい表示が出たからすっかり安心してしまったょ。ょょょ。

 ネットを見るとe-Taxで申告してから還付までの相場は3週間くらい。送信してから4週間ほど経ち、還付金の振り込みがないので問い合わせてみたら、書類が足りず処理が滞っているとのこと。「現段階で電子申告書を追加で送信するよりは郵送してほしい」と言われ、郵送した経緯がある。そんなこんなで電子申告してから還付金の振り込みまで1ヶ月半ほどかかり、それで還付加算金が発生してしまったということのようだ。

 ついでに後からネットで調べてみたら「還付加算金は雑所得として課税対象になる」というのを見つけた。驚いて通知ハガキを見返したら、ちゃんと「内還付加算金」のすぐ下にそう書いてあった。雑所得とは。意外というかなんというか。でも、ええ、計上しますとも、雑所得として計上しておきますとも。

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