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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

水の自販機「アイスクリーム 400L」

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 最近ミッドタウンに行ったついでに、外の公園も散歩した。ほどよい涼しさと景色の良さでとてもいい感じだった。

 せっかくなのでミッドタウンのデザインサイトで開催中の「water」という企画展にも足を運んだ。人間と水との接点がテーマの現代アート展という感じで、さまざまな工夫が面白い。足を運んでみたら筆者の感性にどんぴしゃでとてもいい偶然だった。

 なかにはITを使った参加型の展示もあった。足元に川のような映像を映し出し、そこに文字がゆらゆらと流れていく。この文字は来場者が投稿したものだ。展示脇には「水って 【  】」の【】に入る言葉を考え、それをメールで送信できるように宛先がQRコードで案内されている。試しにメールで送信すると数分後には足元の映像に投稿した文字が浮かび上がった。こういうITや携帯を利用した参加型の展示というのも面白い。

 あと食堂の自販機のような展示もあった(追記:正確には「見えない水の発券機」)。ショーケースには牛丼、アイスクリーム、みそ汁、トーストなどが並んでいる。自販機で好きなメニューを押すと、そのメニューを作るまでにどれだけ水を消費したかが分かるような食券が出てくる。

 その食券を見ると、牛丼は2000リットル、アイスクリームは400リットル、味噌汁は20リットルだった。もちろん、原料を通過してまた土に帰る水が大半だが、そのくらい水がないとこのメニューは完成しないということのようだ。水を科学や芸術など、いろいろな角度から考え・感じることができる面白い企画展だった。

 おまけ。軽く携帯で写真を撮ってみたが、意外とよく撮れて気に入ってしまった。

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