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デジタルコンテンツ流通の潮流を見据えて

Financial TimesはなぜHTML5を選択したのか、自らTechnical Q&Aとして公開している。(つづき)

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How is the process of developing an HTML5 app different from creating a native app?

1)HTML5コンテンツの開発は通常のWebサイトの開発の延長線上にあり、同じツールやテクニックが使われるが、テストしなければならない端末の数がはるかに多い。つまりFTは専用アプリケーションに比べてより素早くテストして登録することができた。Webアプリの開発ははるかに早く効率的で新しい機能に対する反応も素早く得ることができた。
2)専用アプリの開発は一般的にはより容易である。それは一つのプラットフォーム上でそのフレームワークのライブラリーを使うことができる。またAppleやGoogleやRIMやMicrosoftなどのプラットフォームが持っているコンポーネントやテンプレートを使うことができる。専用アプリ開発で使われるツール群はプラットフォームそのものの開発に使われるものと同じである。AndroidではJava開発環境であるEclipseだし、AppleのIOSではXCodeなどのAppleの開発ツールが使われるし、Windows Phoneの場合はMicrosoft Visual Studioだ。Webアプリの開発は全く違い、端末特有のプラットフォームというものは無く、膨大な種類のツールや技術の中から開発者は自分の好みに応じて使うことができる。

What were some of the challenges faced during the process?
1)おもなチャレンジは全く新しい世界にいるという事実だった。専用アプリ開発や通常のHTML5開発のために用意されているツールやドキュメントの類は携帯端末をターゲットとしたWebアプリの開発用には存在しなかった。さらに、機能や性能をテストするツールも無かった。そのため、自分たちのすステムやプロセスをアプリケーションが効率よく動くことを確認するために開発する必要があった。
2)二つ目のチャレンジは画像やビデオがちゃんと表示されるかということだった。Webkitを使ったブラウザーは端末の持つグラフィックスハードウェアを使ってスムーズな表示を行い、アニメーションを表示したりユーザーエクスペリエンスを実現している。しかし、これはスクリーンの一部がちらついたり、ユーザーが文字を入力する際にアプリケーションがスクロールしたりといった問題を起こすことがあった。こういった課題を解決するにつれて、新しく開発されたWebテクノロジーの制限を広げることができると同時に、端末間の違いやWebkitのバージョンの違いが我々のチャレンジを当惑させた。
3)これらのチャレンジは専用アプリの開発に比べて多少困難だった。それは、例えば記事の一部である画像がオフラインの状態でちゃんと表示されるかといった、アプローチの違いのせいだ。おそらくユーザーは始めてWebアプリというものを使うことになるので、ユーザーがWebアプリをIPHONEやIPADのホームスクリーンに登録する方法をしめすことにした。

以上

原文はこちら

ここまで読まれた方はぜひFTのWebアプリがどのようなものか試していただきたい。無料の登録だけで試すことができる。
IPADやIPHONEでwww.app.ft.comに行ってください。

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