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デジタルコンテンツ流通の潮流を見据えて

電子書籍端末元年

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R0010415写真は左から富士通フロンテックのFLEPiaFoxitのeSlickそしてKindle。今月から国内発売される電子ペーパー読書端末である。FLEPiaとeSlickはアイドックのKeyringPDFに対応していてパピレスなど電子書店で購入したKeyringPDFフォーマットのコンテンツを閲覧することができる。eSlickはKindleと同じ6”のモノクロ電子ペーパーでキーボードが無い分eSlickの方が一回り小さい。FLEPiaは富士通が開発した8"カラー電子ペーパーを採用していてWiFi接続も可能だ。ソフトウェアはeSlickの方はLinuxとFoxit Reader(PDFビュアー)、FLEPiaはWindows CEとAdobe Readerだ。ともに既存のKeyringPDFなどの電子書籍に対応しているがAmazonのような強力なECとの連携は無いので主にバーチカル市場からの市場導入が主になるだろう。

R0010416二枚目は同じ6”Eink画面を持ったKindleとeSlickの拡大写真。この二つの端末の表示を比べてみたがほとんど変わらなかった。アプリケーションや操作性でKindleの完成度は高いがeSlickの単純でストレートな仕上がりもこういったデジタルコンテンツのコアなユーザには支持されるだろう。Kindleは良くも悪くもAmazonのECに組み込まれた端末でAmazonの販売するコンテンツをAmazonのコントロールで買って読む。特に初代Kindleは独自フォーマットなので自分のPDFを入れて持ち歩くということはできない。Amazonのサービスを使えばできるものもあるのだが自由度は低い。今回試しに日本語のPDFをAmazonのサービスでKindle用に変換してみたが、やっぱり変換するこができなかった。一方、eSlickはそういった既存ECとの連携がない代わりにPDFであれば自由にPCと端末の間でSDカードやUSBケーブルで行き来ができる。学生やビジネスで既存のPDFを持ち歩きたいというニーズは高いが現在のKindleはそれには応えてくれない。といったことでAmazonのECの端末としてのKindleとオープンなPDF閲覧ツールとしてのeSlickという感じだ。

R0010403_3R0010411それにしてもここ数日Kindleにはまっている。今回実際に自分のものとして使ってみるまでは半信半疑だったが、コンテンツの購入、3Gでの通信、端末での表示など十分に商品またはサービスとして完成度が高いと思う。これまであった類似の商品とは隔世の感がある。たまたま、今年の10月は今日紹介した電子ペーパー系の読書端末が日本で始まった記念すべき時だ。これら3製品ともまだまだ本格的なサービスではないが、今後新しい端末も次々に開発されてくるしサービスやアプリケーションの開発も進むだろうしそのように期待する。写真はKindleを持ってオフィスで喜んでいる小生とカフェで英文をKindleで読むおしゃれを演出している光景。(乞許)

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