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仕事してる時が最も不幸、というイギリスでの調査結果

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クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。
本日のエントリはイギリスでの調査結果をご紹介。People Managementの記事です。


Work is 'most unhappy part of life' finds ONS
ONSの調査によると、仕事が"人生で最も不幸せな部分"とのこと


リード文から見ると、

People in the UK are less satisfied with their work situation than they are with the rest of their life, according to a survey on wellbeing published by the ONS.

イギリス(United Kingdom)の人々はその他の生活上の時間と比べて仕事のシチュエーションに一番満足していないことが、ONSが発表した人生/生活(wellbeing)についての調査から判明した。

逆に、仕事さえ乗り切れば、後はなんとかなる、というようにも読み取れてしまいますけども。。この調査はイギリスに住む成人4,200人に対し、生活上の様々な局面への満足感/充実感について10段階で聞いたもの。

Three quarters scored their life happiness at 7 out of 10 or above, but mean scores for happiness with work were lower at 6.7.

4分の3の人が、人生全体の幸福感が10中7もしくはそれ以上と回答したが、仕事に対する幸福感については平均が6.7と低かった。

他の項目を見ると、親しい人との関係性が8.3、家庭生活が8.7、身体的健康は7.3、居住環境は7.8などとなっています。

仕事関連でいうと、具体的な数字は示されていませんが、

despite the relative unhappiness with work, the survey showed a clear relationship between employment and subjective wellbeing, with those in work being happier than unemployed people.

仕事に対する相対的な幸福感の無さはあるものの、雇用状態と主観的な人生/生活には明確な関連があり、仕事を持つ人のほうが失業中の人々よりもで幸福感を感じていることがわかった。

雇用環境での点数の違いとしては、

Unemployed respondents gave lower average ratings for life satisfaction, 6.3, compared with 7.5 for employed respondents.

失業中の」回答者は人生に対する平均満足度が6.3と低く、雇用のある回答者の7.5と対照的な数字となった。

また、自分が人生で行うことについての価値について聞いたところ('how worthwhile are the things you do in your life?)、失業者は7、職のある人は7.8をつけ、昨日時点の幸福度についても失業者は7、仕事のある人は7.8と大きな差が出ていました。

プログラムのディレクターも、

the findings illustrated the importance of the workplace wellbeing agenda.

この結果は仕事場での生活/職業人生というアジェンダの重要性を示している。

と話しており、こういった視点での質問も、各組織での従業員意識調査に組み込む必要があると結論づけています。


みなさんの仕事の満足度はいかがでしょうか?自社の社員の満足度/充実度はいかがでしょうか?
お読みいただきありがとうございました!


満足度や意欲の高さなどを診断できる、従業員満足度調査/社員意識調査を提供しております。

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