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人事・組織領域を専門とする、クレイア・コンサルティングの広報・マーケティング担当です。人事・組織・マネジメント関連情報をお伝えします。人事やマネジメントの方々にとって、未来の組織を作り出す一助になれば大変うれしいです。

地道にがんばればIQは上がる!

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クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。
ここ数日、IQについて通説とは異なる嫌な感じの記事2つご紹介しましたが、


本日ご紹介する記事はgood news(笑)。


Actually, You Can Change Your IQ If You Work Hard Enough
実際には、かなりハードに働けばあなたのIQを変化させられる


前回と同様、BUSINESS INSIDER War Roomからの記事ですが、元ネタはWall Street Journalの記事のようです。

there's now more research saying that IQ is not fixed; instead it goes up and down during a person's lifetime

IQが決して固定されたものではないという調査はさらに出てきており、固定される代わりに人間の一生の中で上がったり下がったりするものと捉えられている

記事の主要部分を見てみると、

"Scores can change gradually or quickly, after as little as a few weeks of cognitive training, research shows. The increases are usually so incremental that they're not immediately perceptible to individuals, and the intelligence-boosting effects of cognitive training can fade after a few months."

この研究によると、早ければ数週間の認知(コグニティブ)トレーニングの実施後に、点数が次第にもしくは急激に変化しうることが分かった。この増加は通常徐々に起こるため個人レベルですぐに気づくようなものではなく、また認知トレーニングによる知能の上昇効果はその後数カ月で薄れていく。

認知(コグニティブ)トレーニングについて、包括的な定義は日本語/英語ともになかなかわかりやすいものが無いのですが、このリンク先やその他で見る限り、ワーキングメモリの強化など、脳を活性化するトレーニングの一形態のようです(詳細は専門家の方に聞いていただければ)。

その他の研究結果としては、例えば

a 30-year study by the National Institute of Mental Health that found people who worked in complex environments performed better over time than those who had jobs that didn't require as much thinking.

米国国立精神衛生研究所の30年にわたる調査によると、複雑性の高い環境で働いていた人は、それほどの思考を必要としない仕事についていた人に比べて長い期間にわたって高いパフォーマンスを出していたことが判明した。

また、ミシガン大学の研究によると、別の厳しいトレーニングがIQに影響を与えることも分かったのだそう。これは流動性知能と呼ばれるものだそうで、詳しい記事を日本版のWIRED記事で読むことができます。

またトロント大学の研究として、

Musicians also have higher IQs -- but only so long as they practice.

ミュージシャンも高いIQを持っている ― ただし練習をしている限りにおいて。

という結果も紹介されています。続けることが大事、と。


いずれにせよ、結論としては、日々精進するしかないようですね(苦笑)。
お読みいただきありがとうございました!


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