ボーマスに行って、ボカロ界の行く末は安泰だと確信した件
昼飯を食ったあと、ふと思い立ってボーマス(VOCALOID M@STER、略してボーマスという、VOCALOID専門の同人イベント)に行ってきました。蒲田の大田区産業プラザというところまで自転車で。往復で53kmくらいでしたけれども。
到着したのは2時半くらい。1時スタートだからそろそろゆったり入れるくらいかなと思ったら、カタログも入場券も完売だそうで入場制限がかかっていました。なので、3時まで別室で待機。30分くらい待ちはしましたが、そのぶん無料で入場できたのでお得ということになりますね。
会場はすごい混み具合ですが、冬ということもあり蒸し暑くもなく、コスプレイヤーが多いなという第一印象。でも、CD販売のブースまで行き着くのが一苦労。今回の目的の1つである、かごめPによる歌愛ユキCDをまずはゲット。シューティング☆スター、でぃすこ☆しょこらてっくの2曲とそれぞれのカラオケ、さらに新曲「ユキちゃんのゆううつ」というのが入っていて吉でした。
会場で気になったのが、参加者の若さ。以前よりも年齢が下がっている傾向にあるのではないでしょうか。ほかのTwitterコメントにもありましたが、女子中高生の数がかなりいました。彼女たちはかなりのボカロファンのようで、有名Pと話したり、サインをもらう列に並んでいたりとか。
ああ、もうこういうカルチャーが出来上がっているんだ。大学生を中心とした学生・若者が音楽を作り、そのリスナーは中高生が中心となっていく。
VOCALOIDのエコシステムは、あと1、2年で収束するようなものではなく、5年、10年単位の永続性を持つものかもしれません。
力を失いつつある日本の音楽産業の一方で、ボカロミュージックの占有率はさらに高まっていくのではないでしょうか。
あと、展示会場に併設されたステージで行われていたライブ演奏で、VOCALOSSANCEによるジャズ演奏が素敵だった。「炉心融解」、「ロミオとシンデレラ」をジャズアレンジして演奏していた、喜兵衛さん、ちえPほかボカロPらによるインストバンドなんですが、この出来がかなりよくて、会場全体から拍手が自然におこっていました。ちえPによる「放課後ちょこかっぷ」が1曲目だったかな(Twitterでの指摘で追記)。
聴いてわかったのは、これらの曲がインストに耐えうるということなんですね。ボーカルなしでも成立する。もちろん演奏がいいというのもありますけど、数千人から数万人のクリエイターが数人の歌手のために優れたメロディーを生み出そうとしてる中で生まれた名曲なわけで、当然なのかもしれません。
といった感じで、ボカロ界の今後はさらに楽しみになってきました。次は3/9のミクライブ、そして3/10の情報処理学会ミクイベント。まだまだたくさんイベントが待ってます。
ところで、VOCALOID Tonioってまだ? early Februaryだったはずなんですが。
ボカロ名曲ジャズアルバムはすでにどこかで動いているのかな?