Intel MacでのWindowsブートに「新たなる希望」

　Windows Vistaでは32ビットのEFIサポートをしない、とMSの中の人が言ったり、Appleの中の人が「レガシーOSの」VistaのブートはIntel Macでは無理だと言ったりと、どうしてもWindowsをIntel Macで動かしたい人たちは絶望のどん底にたたき落とされていましたが、田中俊光さんのブログで、新たな可能性が示唆されています。

　Mac OS X Internalsの最新のエントリー「BAMBIOS: Legacy (BIOS-Based) Booting on the Intel-Based Macintosh」では、Intel MacでEFI非対応のレガシーOSを動作させるためのBAMBIOSを開発したと述べています。

　説明ページによれば、カスタムEFIブートローダーから、DRAM上のBIOS（BochsのBIOSコアをIntel 945 Expressチップセット用にカスタマイズ）、DRAM上のビデオBIOS（BochsのVGA BIOSコアをATI X1600リニアフレームバッファ向けにカスタマイズ）とロードし、最後にレガシーブートローダーに引き渡してブートする、という仕組みのようです。

　これによりLinuxなど複数OSのマルチブートが可能となり、「クラックしていない」Windows XPをブートさせることについても「かなりの前進を見せた」としています。

　早くこの目で確認したいものです。