市民ジャーナリズムを促進する海外クラウドファンディングサイト3選
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ビデオジャーナリズムに特化したクラウドファンディングサイト「Vourno」。ネーミングの由来は、「Video」と「Journalism」からなる造語です。
一般的なクラウドファンディングと同じ仕組みで、ジャーナリストは、報道プロジェクトを投稿することで、一般の方々から必要な資金を募ることができるというもの。
特徴としては、プロジェクトを通じて、つくられた動画コンテンツはが、「Vourno」の上で配信され、閲覧したユーザーがコンテンツの内容や質を評価できる仕組みも導入されています。
以前も紹介したことのある、「Spot.us」。
市民自身やジャーナリストが記事アイデアを売り込み(提案し)、それに対し、地域の人々がクラウドファンディングを通じて出資するというコミュニティ・ジャーナリズムサービスです。
読みたいことをアイデアとして提案し、読みたいものにお金を出し、ローカルメディアが記事をつくり、元々小さなアイデアだったものが実際に読むことができるようになるという素晴らしい仕組みです。記事はまず、Spot.usで公開され、その後ローカルメディアと協力し、もっと多くの人に読んでもらうためにするという流れになります。
現在では、21,700以上の市民に支えられ、110以上のメディアと協力して機能している非営利のジャーナリズムのプラットフォームとなっています。
簡単に言えば、「何を伝えるか」を市民が決め、「どのように伝えるか」をプロのジャーナリストが受け持つ仕組みになっています。これによって、今まで表に出ていなかったり、これまでに語られていない記事がクラウドファンディングによって生まれることになります。
「Emphas.is」は、まだβ版ですが、フォトジャーナリズムを押し進めるクラウドファンディング・プラットフォームです。
ジャーナリストは企画書とそれにかかる経費を公開し、支援を募ります。最終的な記事などの成果物は、サイト上にも掲載され、提携しているメディアパートナーにも配信される仕組みです。また、プロジェクトによっていは、実際に取材内容を本にもできるそうです。
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