リンクトインがフリーランスの働き方を変えていく
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このエントリは「リンクトインはフリーランスの働き方と親和性が高い。そしてリンクトインはフリーランスを強化していき、ゆくゆくは"チーム"を組むというプロジェクト型ワークスタイルが拡大するだろう」という内容の記事です
▼リンクトインとフリーランスの親和性、そしてその使用イメージ
最近になってフリーランスや、一人で複数の職を持つような働き方をされる方などの話題が増えてきていると感じます。例えばですが、コワーキングスペースの話題は毎週出てくるように感じますし、私の身近でも「週3日はこの会社、週2日は別の会社で働く」なんて方もいらっしゃって、働き方がますます多様になり、かつ、個人としてビジネスをされる方も増えてきていると感じています。
参考記事①:渋谷にノマドワーカー対応コワーキング空間「ジェリージェリーカフェ」
参考記事②:セーフティネットを自分たちで作ろう、という動き
参考記事③:美崎栄一郎さん
さて、リンクトインを使っていて最近思うのですが、リンクトインとこうしたフリーランスな働き方の親和性は非常に高いと感じています。例えばですが、リンクトインのQ&A機能”Answers”に登場する専門家の方々のプロフィールを閲覧すると、フリーランスの方が多いように感じています。
フリーランスの方がどのようにリンクトインを使うのか、メインどころを挙げると下記のようなものがあると思います。
・プロフィール・ニュース・グループ・Q&A機能を使ったブランディング(=自営業における営業機能)
・一緒に仕事を進められる仲間を集めてのアライアンスの構築
・収入が見込めない際のセーフティネットの構築
参考記事:セーフティネットとしてのリンクトイン
以上のような使い方がフリーランスの方の利用でポイントになるのではないかと思っています。
▼フリーランスと企業の力関係が逆転する
リンクトインがフリーランスと親和性が高い、別のいい方をするとフリーランスがリンクトインをフル活用できるのには、特に大企業等と比べて情報公開のハードルが低いことと、個人なのでとにかくスピードが速いということが関連していると考えています。
そして、この流れを受けてフリーランスは更に力をつけ、今後さらに強い社会的影響力を持つようになると思います。これはビジネスの在り方のみならず、組織から個人へのパワーシフトが起きているという世界的な流れと相似であると感じます。
その結果として起きるのは企業と個人の力関係の逆転ではないかとも思います。話を単純化しますと「大企業はスピードは遅いがパワーがある」と「フリーランスはパワーはないがスピードが速い」という力関係で成り立っていた図式が、リンクトインをフル活用することでフリーランスがパワーを拡大し、パワーもスピードも持つ存在になるのではないかという考え方です。
▼リンクトインが個人のブランド力・信頼性を高め、さらにチームを組む
今まで、大企業はスピードが遅い分そのブランドや信頼性によって差別化をしてきました。ここで私が面白いと思うのは、ブランドや信頼性という点でフリーランスが力をつける点です。
リンクトインの活用が当たり前になると、プロフィールを見れば経歴や過去のプロジェクト、場合によっては取引先の著名な企業から推薦文をもらっていることが瞬時に確認出来るようになります。これは個人が今まで充分担保出来なかった、ブランド力や信頼性を大きく高めるのではないかと思っています。(ただ、そうはいっても企業が個人に勝る点は設備や継続性など色々な観点があるとも思います)
そしてその先には、ブランド力を高めた個人がさらに別の個人と組んでプロジェクト型に仕事を進めシナジーを生み出すような、企業でも個人でもないようなビジネスセクターが出来るのではないかとすら思います。
本日のエントリは以上です。色々と書きましたが、私自身はまだフリーランス的な働き方をしたことがないため、的外れな意見があるかも知れません。そのあたり、もしよろしければご意見いただければ嬉しく思います。