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バイリンガル・プログラム@KBS Day1”This is ME!"

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初日は、効果的な自己紹介の仕方を学びます。

考える要素は、3つ。

1、あなたの仕事に対する価値観・哲学は何ですか?

2、あなたにしかないもの(あなたの出る杭)は何ですか?

3、あなたの魅力をあらわすスキルはなんですか?

この3つをストーリー性を持たせて話します。日本語の自己紹介だと、会社名・部署名・肩書を話すことが多いですが、北米スタイルだとユニークさがないと魅力的に感じてもらえないのだそう。私は皆と違う!という魅力をストーリーを通じて伝える練習をしました。ちなみに、バイリンガル・プログラムなのでクラスは英語で進めるのですが、深い話をするときなんかはきちんと理解できるようにケリアンさんは日本語で話してくれます。

特に強調されていたポイントは、2つのポイントです。

1、動詞を使うことで記憶に残す!

教育レベルが高いほど、ものごとを一言で表す名詞を使いがちなのだそうですが、人の頭に残るのは「動詞」なのだそうです。その人が何を「したのか?」というところを覚えるのだそう。例えば、I was a manager. よりも、I manage the division. にしたほうが効果的。

2、声は低く、大きく!

他者に配慮する文化だと声を高くしがちで、自己を全面に出す文化だと自分の意見を通すために声を低くするのだそう。声が高いと相手に配慮しているように聞こえて力強さがでない。声を低くするには、筋肉を横に使うのではなく縦に使うことを意識します。クラスでも「アーーーー」と低い声を出す練習をしました。私は何度も何度も高すぎると指摘されました。

同じ人種で、同じ言葉を話すことが多い日本では、言葉の選び方で強調することが多いのだそう。移民が多い北米ではシンプルで分かりやすい言葉しか使わない代わりに、声で強調します。特に英語が第二外国語の人は、ボキャブラリーで現地の人には勝てない。そこで声を戦略的に使うのです。声をうまく使って、伝えたいところを覚えてもらいます。自己紹介文でも覚えてほしい単語に丸をつけて、そこをより大きい声で強調。

ケリアンさんは、何度も何度もPeople can't hear your voice ! と言っていました。第二外国語だからこそ、大きな声で!

ケリアンさんも日本語を話す場合は高く優しい声をだし、英語を話す場合は低く力強い声をだします。日本に10年住んで学んだことだと言っていました。日本だと他者を配慮する文化なので、そういう声を出さないと排除されるのだそう。逆に、アメリカに戻ってその声を出したら「なんか自信ないの?」と相手にされないのだそう。

「声をどう使うかは、サバイバルなのよ!」

ケリアンさん自身が経験してきたことなので、説得力がある!

 

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