おバカなことが出来る人が勝つ時代
YouTube: 本田宗一郎さんがSONYで1度だけ行った講演
ワタシたちは、先がよめない時代に生きています。
いまをときめくLINEの森川社長が新経済サミットで「三ヶ月先までしか考えない。変化が多すぎて、それより先の計画をたてても分からない」と話していました。
そんな時は、誰が生き残るのか?
先をよめないけれど、とりあえずやっちゃえ!という偉大なるおバカができる人たちが生き残るのではないかと思います。
例えば、バングラディッシュで教育革命を起こしている税所篤快さんは、グラミン銀行の頭取にアポ無しで会いにいったそう。マナーを重視したら出来ない行動。
例えば、Airbnbで自分の部屋を提供しはじめて、今や10部屋も都内に部屋を持っている女子大生。自分の部屋を会ったこともない外国人に貸すの?と考えてしまう常識的な人にはできない。
例えば、カンボジアで養豚場を経営している29歳の日本人女性の山田史織さん。損得考えちゃう人だと出来ないかもしれない。*ちなみに5月6日に山田さんの話が聞けるイベントがあるそうです。こちら。
ルールを守り、マナーを守り、先をある程度読んでから動く人だと、先を読めない時代に動けなくなってしまう。後先考えずに行動しちゃうおバカができる人達が勝つ時代なのかもしれません。
戦後に本田宗一郎さんや井深大さんのような人が出てきたのは、先が読めない時代で、後先考えずに行動できる人が活躍できる時代だったからかもしれません。その後は同じやり方を効率的に行う「賢い人」たちがでてきて、それがあたかも正解のように見える時代が何年も続いた。でも、また先が見えない時代になって、おバカな行動をできる人が切り開く時代に戻ってきたのではないかと思います。
本田宗一郎さんのマン島TTレースの優勝宣言も、バイクは不良が乗るものだというポジションだったアメリカにスーパーカブを売りにいった時も、無茶なおバカな行動に見えたかもしれません。いまの時代も、後先考えずに行動してむちゃくちゃやっているように見える人達が時代を切り開いていく。しかも、戦後と違って飢える心配がない環境で。なんてラッキーな世代!