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南方熊楠の南方曼荼羅をベースに、クランボルツ教授の「計画された偶然性」理論と、スティーブジョブスの「点と点をつなぐ」から考える「偶然」1

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偶然とか、縁とか、チャンスとかが気になるワタシ。いったいどこまでコントロールできるのかが気になるのです。ほとんどコントロールできないのか、それともある程度コントロール可能なのか。
 
パラパラと断片的に読んでいた理論を組み合わせて考えてみました。
 
まずはベースとする南方熊楠の思想の根源をなすと言われる南方曼荼羅。この中に「縁の論理」という箇所があります。
 
現代語訳(ワタシ訳 ただし、ほとんど原文と一緒)で簡単に書いてみました。図も一緒に。

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・因がなくては果はおこらない
・因が異なれば、それに伴って果も異なる
・縁は一因果が継続している間に、他の因果の継続が紛れ込んだもの
・その紛れ込みが、多少の影響を加えるときは「起」*図の右側 図乙
・別に何も影響がないときは「縁」 *図の左側 図甲
・「縁」は一瞬で無数にあう 
・その「縁」が心のとめよう、体のふれようで事をおこす(起)
・事をおこすことで、今まで続けてきた因果の行動が、軌道をはずれたり、もとに戻ったりする
 
因果と因果の交わりは偶然。どのタイミングで、どの因果と因果の交わりでぶつかるかはコントロールできない。
 
上記から、偶然に任せず自分に出来ることは何かを考えると、以下3つ。
 
1、因を増やす=たくさんのアクションをとる
 
2、因を狙った果に結びつける=狙った結果を出す
 
3、途中で出会った「縁」を縁で終わらせず、「起」に変える。
 
この中で全くの偶然は、3の縁と途中で出会うことだけ。その他は自分で動かす力はある。
 
明日は、この理論をベースにクランボルツ教授の「計画された偶然性理論」を考えてみます。
 
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