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JWLIボストン・リーダーシップ研修 | DAY26 ボストンで学んだこと

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*JWLIのボストン研修が終了し、修了証を頂きました!

1か月に渡るJWLI(Japanese Women's Leadership Initiative)のボストン研修プログラムが終了しました。中学生の時に3年間アメリカに住んでいたことはありますが、その時よりもこの1か月の方がカルチャーショックが大きかったかもしれません。ボストンで心に残ったことを幾つかまとめてみます。

ビジョンの力

出会ったリーダーの皆さん、本当にクリアで具体的なビジョンを持っていました。話を聞いていると、同じ風景を思い浮かべることができるほど。そして、そのビジョンが具体的であるほど、その通りに実現されていました。あるリーダーは、近所に公園を作ることを近所や市長に説得する際には、ここに滑り台があって、ここに木が植えてあって、ここに赤色のベンチがあって、というように、みんなが同じ公園を思い浮かべることができるほど明確で詳細なビジョンを持っていたそうです。ホームレスのために休む場所と食事を提供する団体の創設者であるリーダーは、ホームレスの人たちが配給や仕事を得るためにいつでも行列を作っているのが可哀そうでならなかったと話していました。そこで、行列を作らなくてもいい、誰もが自由に訪れることができるシェルターを作ることを実現されていました。

「思い浮かべれば必ず実現できる」「考えた夢は実現できる」と、色んな方から何度聞いたか分かりません。

社会貢献

社会に貢献することを心から誇りに思っていて、そういう人を心から尊敬する人が多い社会だなと思いました。組織のリーダー、ボードメンバー、ボランティアなど、それぞれ役割は違うけれど、自分の出来る形で何らかの貢献をしている方々を多くみました。そして、各役割の重要性をお互いに尊重し合っています。”We are all equal" という言葉も何度も聞きましたが、それがベースとなっているからなのでしょう。日本でも「なんのために働くのか?」「自分の仕事がどう世の中の役にたっているのか?」という疑問を持っている人が多くいるように思います。きっと、これからは、自分の暮らしている社会に対する貢献や、世界で困っている人に対して何かできないか、とう視点で仕事を考える人も増えてくると思います。いきなり大きな事はできないけれど、自分の出来ることから始めるのが大切だと思いました。それが積み重なることで、大きなムーブメントになっていくのだろうと思います。

女性が社会で働くためのノウハウ

研修の目的が「社会を変える女性リーダーを増やすというものなので、女性リーダーと話す機会も多かったのですが、女性ならではの悩みは国境を越えて一緒でした。「私は値しないのではないか。」「自分はまだ準備が整っていないから、今回のチャンスはまだ見送った方がいいのではないか。」「自分の実績を話すことは、自慢をするようで嫌い。結果を出せば、自ら主張しなくても、誰かが見ていてくれるはず。」といった、女性が心の中で思いがちな事は日本人もアメリカ人も一緒だということが分かりました。あまり、こういう心の悩みは個人的な悩みだと思っていたのですが、皆が似たようなことを思っていた事を知っただけで、とても勇気を持ちましたし、キャリアを進める上ではどういう行動をした方がいいのかも勉強をしました。社会環境が整ってきたおかげで、家庭の仕事が昔と比べて楽になり、女性も会社で働けるようになりました。これから、女性同士で働く上でのノウハウを共有していけば、早いスピードで女性も世の中も変わっていくと思います。特に女性は情報共有が得意な生き物。お互いに相談しまくって、いいアイデアを見つけて、実行していく。こんなサイクルができてくれば、10年後は全く違う世界になっていると思います。

意見!コミュニケーション!

よく言われることですが、主張や発言しないと価値がないとみなされるアメリカ。英語力の問題もありましたが、様々な話題に対してポンポンと自分の主張をクリアに伝えられたかと言うと、満足できるほどではありませんでした(トライはしましたが!)。毎日、毎日、自分の意見を形成する練習をしていないと、自分なりの意見を適切な言葉で、端的に、明確に伝えることができません。ある女性リーダーからは、1分間で魅力的な自己紹介できるよう練習したと言っていました。外部のリーダー研修で、習ったそうです。そう、アメリカ人も練習しているのです。その中で、同じ土俵、もしくはより魅力的な話ができるようになるためには、日本人も練習が必要。ここは、日々鍛錬して磨いていきたいと思いました。今はできなくても、50歳までには出来るようになっていればいいとも思っています。頑張ろうっと!

忙しく、めまぐるしかったですが、世界観が変わった1か月でもありました。ズドン、ズドンと心を撃たれたような感じというのでしょうか。このような経験を出来たことを、心より幸運だったと思い感謝の気持ちでいっぱいです。この研修の創設者であるフィッシュ厚子さん、ボストンで出会った多くのリーダーの皆さま、研修の関係者の皆さま、そして、快く送り出してくださった会社の上司やメンバー、いつも支えてくれた家族や友人に心より感謝しています。

そして、このブログを読んでくださった方も!書く励みになりました!ありがとうございます。

日本に帰国して、今日から出社1日目。また、日本でも頑張ります!

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