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JWLIボストン・リーダーシップ研修 | DAY5 ボランティアがアメリカを作ってきた

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*ボストンと言えば!クラムチャウダー。チャンキーです。

今日で1週間が終わり、金曜日です。毎日新鮮な刺激とカルチャーショックでした。こんなに濃い1週間は、いついらいだろう!!

今日はパトリシア教授から、アメリカの非営利組織の歴史を学びました。去年の研修ではハーバードのオンライン授業だったそうですが、今年はフェロー4人のためだけに授業。贅沢です。落ち着いた声で、ゆっくりと、本当に楽しそうに話すパトリシア教授。身を乗り出して話を聞いてきました。

もともと住んでいた原住民の地域を除くと、何もない土地に、村や、教会、学校など、なんでもかんでも自分たちで作るしかなかったのがアメリカの歴史のスタートです。当時は非営利なんていう言葉なかったけれど、コミュニティのために何かを貢献することは、建国の時から深く深く根付いている文化なのです。個人レベルで社会に貢献することで、大国を築いてきた。その自負が、we can do it! 精神の根底にあるのでしょうか。

そして産業革命が起きて、今までにいなかったすごくリッチな人達が出現。ロックフェラーやカーネギーです。彼らが莫大なお金を何か社会にいい事に使いたいと、大学や病院、美術館やホールを作ります。そして、今まで農夫だった人たちが、農夫をやめて賃金がもう少し高かった会社員になりはじめます。そのころに、所得税ができて、非営利という概念、定義がはじめて出来たのだそう。なるほど。その後の、公民権運動や女性の参政権、奴隷解放運動も非営利組織の拡大を後押ししてきました。

そして、90年代の経済成長の際に、非営利活動はさらに大きく成長したそう。そして、2000年以降に起きた、911のテロ、2004年のスマトラ地震、2005年のハリケーン・カトリーナなどの災害を目の前で見て、「苦しみから人を助ける」気持ちが強くなり、さらに非営利活動・社会貢献活動が大きなムーブメントになったそうです。特に911のテロを見てショックを受けた世代は、それより上の世代よりも社会に対する関心が高いそう。

たしかに、私がアメリカにいた80年後半にはボランティア活動は文化として根付いていたものの、そこまで社会貢献を声だかに叫んでいるイメージはありませんでした。それより、もっと話題だったのはリサイクル。当時はリサイクルに関するイベントや授業は沢山ありました。2000年以降の色んな災害が意識を大きく変えたと聞いて、すごく納得。

日本も、阪神淡路大震災以降ボランティア活動が活発になり、311の地震の時も実際に周りの人がボランティアに行った人も多かった。こういうところから、意識が変わってくるのでしょうか。あとは、景気がついてくるとお金も出てきて、より活発になるかも?

パトリシア教授は、毎週金曜に会う予定なので、まだまだ授業はこれから続きます。今週末は、来週のシモンズ経営大学院のリーダーシップトレーニングに備えて、予習!アメリカ人の、しかも女性だけの授業。どんな雰囲気なのか、まだ想像つきません。イケイケな感じでしょうか。主張し合いのバトルでしょうか。楽しみ!

 

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