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ジェンダーはなくなるのか?

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90年代に、「おやじギャル」という言葉が流行語大賞の一つをとったそうです。
 
中尊寺ゆつ子さんのマンガの中で出てきた言葉で、年は若いがオヤジのような行動をする女性(ギャル)のことを指すそう。勢いがある、あのマンガはなんとなく覚えています。おやじギャルの具体例は以下のようなもの。
 
オヤジギャルの具体例】
・駅の立ち喰いソバを平気で食べる
・電車の中でスポーツ誌を読む
・疲れたらユンケル皇帝液を一気飲みするなど
 
こんなの、今では余裕。
でも、当時は衝撃だっただろうし、女性も「私は、こんなこと出来ないヮ」って人が多かったのでしょう。
 
男性だって、女性化している。
肌のきれいな男の人に、肌きれいですねって言ったら、「わかる?」って嬉しそうに自分の使っている化粧品を教えてくれた。細身の男性は、女性向けの服だって何も気にせず着る人が多い。
 
私も会社で「アニキ」と呼ばれることがあります。(こんなに女性らしいのに!)
 
専業主婦で子育てしている奥さんもいますが、奥さんの海外転勤に旦那さんがついていって、旦那さんが子育てしている友人もいます。(夫婦とも超優秀な人。そうじゃないと難しいのかも?)
 
そう、男女ともに行動も役割も、もはやジェンダーレス。
2種類の性別だけで、行動や役割を分類できなくなっていて、自分の生き方でみんな選択をしている。この動きは止まることなく、今後も加速していくのでしょう。
 
そうすると、ジェンダーで違いが残るのは、体と本能だけになってしまいます。
違いがある部分が少なくなってくると、もしかしたら揺り戻しがくるかもしれないですね。
中身のジェンダーレス化が進むとともに、例えば外見だけは性別の違いを際立たせる方向に動くとか。
というように、どこかの部分で、ジェンダーの復活は起きてくるでしょうか?それとも、このままジェンダーレス化?
 
それも、自分の選択なのかもしれないですね。
なんでもかんでも選択しないといけなから、大変な世の中です。
 
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