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読んだ本の説明が上手くなる方法

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自分から「あのね、この本すごく面白かったの!」と話をふっておいて、

「どういう本だったの?」と聞かれた時に、モヤモヤとした回答しかできなかったことが何回もあります。
 
自分の気にいったところだけ覚えていたりして、本全体の説明をきちんとできないのです。
 
それが素晴らしくできるのが、大学の先生でした。
ある先生に「この本は読んだ方がいいよ」と言われて、
「どういう事が書いてある本だったのですか?」と聞いたら・・・・
 
全体的にこういうようなことが書いてあってという体系を説明し、
その中で特にここの箇所はこういう事が書いてあり、
それに対して自分の考察はこうだと、
理路整然と回答されるのです。
 
そんなに説明できるのは先生は頭がいいからだろうと最初は思っていました。
が、自分もできるようになりたくて、どうしてそんなに上手く説明できるのか、しつこく聞いてみたことがあります。
 
最初は「そりゃ、慣れてるからね」とか「仕事だから」という話しかしてくれなかったのですが、 慣れるまで昔はどうしていたかをしつこく聞いたところ、1冊の本を30分くらいで説明できるように資料を作っていたと教えてくれました。
それを何冊分もやっていくうちに、その分野全体の体系が頭に入るので、そのあとは資料作成の作業がなくても、この本は全体の中のどういう位置づけなのかをペラペラ話せるようになるのだそうです。
 
ただ本を読んだだけの自分が理路整然と説明できないわけだと思いました。
 
そのあと、私がちゃんと実行したかどうかは秘密です。
 
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