つまらなくなった「買い物」
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買い物スタイルって、皆さん同じでしょうか?
私の場合は、いつも同じです。
お店に入り、ちょっと1人で見せてと、態度or言葉で店員さんを遠ざけ、見たいものを見る。
そして、確認したいだけを店員さんに聞く。迷った場合や、面白そうな店員さんだった場合には、意見を聞いてみる。
専門店も、百貨店も、スーパーも、コンビニも、どこでもこのスタイル。
高いもの買う場合も、安いもの買う場合も同じ。
ふと思ったのですが、リアルな店舗での「買い物」という行為がつまらなくなりました。
品質など分かっていたら、ネットで買えばいいやって思ってしまいます。
昔は、買い物は、真贋見極めたり、主人と交渉して値段を決めたり、いいお店を探したり、勝負のような世界だったんじゃないでしょうか?
インドに行った時の買い物は毎回勝負でした。まず、値段がついていない場合が多いのでお店の主人と値段を決めないといけない。そして、そもそも、この商品の品質はいいのか?何か悪いものつかまされてるんじゃないか?金額とモノは見合っているのか?(はたまた、お店で出された紅茶に睡眠薬が入れられてないかとかも心配してました)など色々考えながら買い物をします。騙された~!or いい買い物できた~!の勝負でした。
日本も昔はそうだったんじゃないでしょうか?いい店や、店員を見極めたりする他、三越の日本橋本店で買うことに大きな楽しみがあったり、モノを手に入れる結果的な楽しみだけでなく、買い物という行為自体に楽しみがあった。
そして、中には、値切るのがうまい人がいたり、いいものを探し出すのがうまい人がいたり、買い物能力によって差があったのかと思います。その差をなくすために、品質をそろえ、金額もそろえて、何のストレスもなく、日本全国皆が同じ買い物をできることを目指した。
それが完成した途端、どこも一緒でつまらなくなった、という感じでしょうか。(人間って、なんて欲深い生き物なんでしょうね・・・。)
だからといって、インドのように毎回真剣勝負する買い物に戻りたいわけではない。疲れますから。でも、何か新しい面白い売り方ができるとビジネスチャンスになるかもしれないですね。
アバクロやH&Mとかに行くと、音楽を大音量でかけています。ちょっと店内も暗かったりして、クラブにいるような雰囲気です。イケアは、巨大な展示スペースを用意し、利用する顧客別(例えば、「夫婦二人+子供向けのリビング」、「21歳1人暮らしのワンルーム」など)、インテリアのコーディネートをリアルサイズで見せています。こういった動きは、買い物という行為自体に何か変化をつけようとしているのじゃないでしょうか?
モノ自体はネットで買えてしまうので、「買い物する」という行為自体に何か付加価値をつけないと勝てない世の中になってきているのかもしれません。
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