フリパンとソーシャルメディア
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フリパンというサービスが流行っているようです。
無料会員登録するだけで男性用ボクサーパンツがもらえるサービスで、毎月最大7枚を無料で自宅に届けてくれるそうです。数年前に話題になった「タダコピ」のパンツバージョンですね。
こちらは、2012/8/16にサイトをオープンして9/29に会員数8万人突破し、Facebookもすでに1万「いいね」を突破しています。個人的にもFacebookでシェアされているのを何度もみました。
ちなみに広告費はパンツ1枚につき500円だそうで、8万人に各7枚が届くとすると56万枚×500円で2億8000万の売上!1か月で!
私も男性だったら、絶対に登録します。これ、日本だけでなく、世界中でヒットしそうですよね。
企業がソーシャルメディアを利用することで、売上にどのようにつながるのだろうという話をよく聞きます。いいね数が増えると、何がいいことがあるのか?と。
売上につながるものではない!と言いきってブランディング利用のために使う企業やとりあえず売上につながらないのであれば様子を見てやめようと思っている企業も多いと聞きます。
フリパンのようなニュース性があるサービスやキャンペーンは、ソーシャルメディアを利用することで、爆発的なスピードで情報拡散をすることが可能となりました。この効果は、企業がソーシャルメディアを使う大きなメリットの一つでしょう。
ソーシャルメディア出現前までは、全国区で認知度を高めていくためには、高い予算が必要なマスメディアを利用することが必須でしたが、今はアイデア次第で一気に認知度をあげることができる。
テレビCMの場合、なんのアイディアも面白さがないようなものでも、ただひたすら長い時間流すことで認知度を高めることは可能でした。つまりお金さえ使えば認知度は高めることはできた。ソーシャルの場合は、アイデアがないもの、面白くないものは拡散されにくいので、知恵がある者が勝つ世界になっています。
重要なのは、いいね数を増やして母数を拡げ、シェアの可能性を高めておくこと。
そうすることで、話題になるような情報を流した時に一気に拡散するポテンシャルを持っておく。この両輪が企業のソーシャルメディア利用にとって重要になってくるかと思います。
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