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ビジネスや世の中の流れの分析。ときどき手帳の話など。

お題:「仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?→嬉しい事を3つ書く

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一時期、自己啓発系や脳科学系の本を沢山読んでいたことがありました。
当時何か悩みがあるわけではなかったのですが、そういうジャンルがあることに新鮮さを感じて、たくさん読んでいました。
 
自己啓発系の本に共通して多く書いてあるのが、「現在の環境に、毎日感謝しましょう」といった内容でした。ちょっと宗教みたいですよね。
 
もうちょっと具体的に書いていあるものには、「毎日寝る前に嬉しかったことを3つ思い返してましょう」というようなことが書いてある本もありました。しかも、「声を出して」。
 
実は数日ほどやってみたのですが、ちょっと、滑稽な気持ちになってしまい、3日坊主で終わってしまいました。その後、そんなことは忘れていたのですが、色々悩み深くこもってしまう時期がありました。その時に、どうやって脱出しようと考えた時に、昔そんなことが自己啓発系の本に書いてあったことを思い出しました。
 
ただ、毎日声に出して感謝は、やはり抵抗があったので、私はノートに書いてみることにしたのです。 「毎日3つ嬉しかったことを書く」ことにしました。
最初は書くのがとっても難しかったです。
なにせ暗い時期なので、嬉しいと思えるようなことがないのです。
 
例えば・・・、
「ケーキがおいしかった」
「天気がよくて良かった」
「テレビが面白かった」
というように、もう無理やりです。
 
それが1週間たち、2週間たってくると、そんなことばかり書くことも飽きてきます。
また、毎晩3つ書く際にリストを見返してみて、私はこれしか嬉しいことないわけ?もっとあるんじゃないの?と疑問に思ってくるのです。そうすると、日中に何か探し始めるわけです。もうちょっと、嬉しいことあるだろう?と。
 
こうなると、良いサイクルができはじめ、昨日とは違った嬉しいことがないか積極的に探し始めました。日中に「あ、これは嬉しいことリストに入れられる!」と思うように、「嬉しい」ことにフォーカスする時間が多くなってきたのです。
 
『砂漠で水筒の水が半分になった時に、「もう半分しかない」と思うか、「あと半分ある」と思うか』という有名な話がありますが、同じ環境、同じ場面でも、嬉しい面にフォーカスするのか、ダメな面にフォーカスするので世界の見え方は変わります。
私はこのノートを毎日つけていくことで、意識的に嬉しいことにフォーカスするクセをつけることができました。
 
私は、数か月書きためていった時にノートをパラパラと見返してみて、こう思うことができました。
 
「なんだ、私の毎日は嬉しい事ばっかりじゃないか」と。
 
これは、仕事がイヤになった時に脱却する方法でも同じだと思うのです。
イヤだと思う原因が明確な場合は別ですが、なんとなく漠然と毎日がつまらないから夢を感じられないような方にはおススメな方法です。
 
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