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「いいね!」が600万超えた「Tokyo Otaku Mode」
 
1年半前にアメリカのシリコンバレーで立ち上げたベンチャー「Tokyo Otaku Mode」がものすごい勢いで「いいね!」数を増やし、すでに655万「いいね!」をもらっています。
世界で人気のアニメやゲームのサブカル文化を紹介しているフェイスブックページで、企業リリースや個人ブログなどを翻訳してコンテンツを作っているそうなのです。世界で人気なのはもう分かっているのに、ちゃんと日本からコンテンツを紹介しているメディアがなかったということで始められたとのこと。
ページをみてみると、コミケの紹介、キャラ弁やフィギアを載せていたりします。
Tokyo Otaku Mode に関する記事はこちら↓面白い記事でワクワクしますよ!
 
 
世界中のブログで最も使われているのは日本語!
 
ちょっと前の調査ですが、2007年4月、Technorati社が発表した「世界のブログで最も使われているのは日本語」という結果がでていました。世界中のブログを総計した結果、日本語サイトが37%を占め、英語36%を上回っていました。
 
そう、ネットの中の日本語コンテンツは世界一のコンテンツ量を誇っているのです。経済的・教育的な格差が少ない日本は、中間層の層が厚く、質・量ともに申し分のないコンテンツを日々生みだしているのだと思います。
 
では、アニメの他に海外に人気となるポテンシャルがあるコンテンツは他にあるでしょうか?
 
私が思うに、家庭料理のコンテンツは、絶対に、間違いなく、質&量ともに、ぶっちぎりの世界一だと思っています。
一家庭の主婦(or主夫)で、和食も、中華料理も、タイ料理も、イタリアンも、フレンチも、家庭用にアレンジして作れるのは、世界中で日本の主婦だけではないでしょうか?
 
家庭料理というのは、「食」という、人間が生き物である以上誰もが興味を持ち、国籍、人種、宗教、性別、年代関係なく、安価で簡単で世界中の誰もが楽しめるコンテンツのひとつです。
(食料不足の地域や宗教上の理由で食べられない食材を除きます)そういうコンテンツを日本人ならではの几帳面さで、細かい分量や作り方を書いたレシピを載せ、最先端のカメラで撮った素晴らしい写真とともに毎日毎日アップしているのです。
 
これを翻訳するだけで、どこまでも広がる「お化けコンテンツ」になるのではないでしょうか?
 
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