注目/期待するクラウド インフラのテクノロジ トレンド、ハイブリッドクラウドがトップ、2020年にはクラウドベースドネットワークサービスが上位に。今後実行したいワークロードの最上位は、AI(人工知能)/ML(機械学習)
ヴイエムウェアは2019年11月12日、情報システム担当者を対象に、今年と来年に注目/期待するクラウド インフラ関連のテクノロジやソリューションに関する調査結果を発表しました。
情報システム担当者が選ぶ「2019年クラウド インフラのテクノロジ トレンド」
ハイブリッドクラウドへの期待は依然堅調
加えて、攻めのIT投資に向け、クラウドベースド ネットワークサービスや
コンテナ、サーバーレスコンピューティングなど
新たなクラウド テクノロジの活用も視野に
今年、来年ともにトップはハイブリッドクラウドで、今年2位だったオンプレミス用クラウドは来年のポイントを大きく下げる一方、クラウドベースドネットワークサービス、コンテナ、サーバーレスコンピューティング、エッジコンピューティングなど新たなテクノロジの来年のポイントは今年を上回っており、"モダン"な手法への期待が高まっています。
調査では、今年、最も注目/期待されたのは、「ハイブリッド クラウド」(21.7%)、次いで「オンプレミス用クラウド」(16.0%)、クラウドマネージドサービス(14.9%)となっています。
来年に注目/期待するテクノロジやソリューションとして、最も回答が多かったのは、2019年と同じく「ハイブリッド クラウド」(16.2%)、次いで「クラウドベースド ネットワークサービス(NaaS、SD-WANを含む)」(13.3%)、マルチクラウド(12.5%)となっています。
出所:ヴイエムウェア 2019.11
今年と来年で注目/期待度を比較し、顕著だったことは「クラウドベースドネットワークサービス」「コンテナ」「サーバーレスコンピューティング」「エッジコンピューティング」「マイクロサービス」「サービスメッシュ」など新たなテクノロジはすべて、ポイントを上げています。
これらに期待するメリットとして、
「ビジネスニーズへの迅速な対応」
「開発における生産性の向上」
「システム拡張性の向上」
を挙げている回答が多く、来年は新たなテクノロジを活用し、ビジネス価値創造などにむけた、攻めのIT投資への動きも見られるとしています。
出所:ヴイエムウェア 2019.11
クラウドインフラで、現在実行しているワークロードとして、最も回答が多かったのは、「Webアプリケーション」(33.7%)、次いで「アプリケーション開発/テスト」(27.3%)でした。そして、今後実行したいワークロードとして、最も回答が多かったのは、「AI(人工知能)/ML(機械学習)」(34.9%)、次いで「データベースやデータ分析を含むデータ管理」(23.6%)となっています。これは、AIを活用し、IoTなど膨大に生成されるデータからビジネスに役立つ知見を見つけ出すことへのニーズの表れともとれるとしています。
出所:ヴイエムウェア 2019.11