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中学校でキャリア教育講師 マインドマップ編

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千葉県浦安市にある浦安中学校では今年、キャリア教育と称して、社会人を先生とした授業を2年生に対して行っています。
社会で仕事をしている方をお招きし、仕事の仕方や内容についてレクチャーを受けながら、実際に仕事を教室でシミュレーションしながら体験をする、という試みです。

私も講師として招かれ「外資系IT企業のビジネスマン」講座を持つ事になりました。
2時間枠で3回、6月、7月、9月に行っています。

昨年度は同じ市内の見明川中学校で「外資系IT企業の仕事」として30分ほどのプレゼンを1年生に行いました。当時の教頭先生が浦安中学に学校を変わったこともあり、関係者から推薦をしてもらった次第です。

他にはグラフィックデザイナーの方、金融機関の方、刺繍をされている方など様々な方が同じ時間に講座を持たれています。

さて、「外資系IT企業」っていったい日本の企業と何が違うのでしょうか?正直けっこう悩みました。結論から言うとあまり変わりません。どちらかと言うと私のビジネス経験(コンサルティング)を活かせる講座にしてあげるのが一番良い、という事におちついたのです。

以前中学校のPTA会長をしていた時に「もっと積極性を持たないと日本はドンドン置いて行かれる。その変革はできるだけ早い段階に教育してあげる必要がある。」と感じていたのです。そこで「海外でも積極的に貢献ができるように様々な手法を経験して前向きにコミュニケーションできるように」することを主眼としました。

3回という限られたセッションですので、それぞれ1回完結しつつも、緩やかにその経験が活用できるように考えました。その結果次のようなセッションとしました。

1回目:グローバルに働くことの説明/マインドマップを使う
2回目:ブレーンストーミングでアイディアを出す
3回目:プレゼンテーションで表現をして説得する

その1回目のセッションの内容です。
生徒は10名の参加となりました。

まず私が30分ほど、私自身の働き方や海外出張の様子などをパワーポイント、写真、ビデオなどを交えてプレゼンをしました。

一番中学生の興味を惹いたのはテレプレゼンスによるグローバルミーティングのビデオです。テクノロジーにびっくりしたこと、テレビパネルの向こう側に3チームの海外のメンバーが次々に切り替わりながら議論をしている様子にも「すげ〜!」と感心をしていました。

It201101

他にも5月にサンノゼ出張行った際にビデオに収めた、シスコや他の有名IT企業訪問で新しいてテクノロジーを使った内容にも目を輝かせて見ていました。

公立の中学校しか知りませんが、生徒達は美術館にも行かず、最新テクノロジーにも触れず、更にゆとりもった(たぶん先生に対して)教育時間で生徒の無限の可能性を伸ばすのはなかなかタフな事だと思います。生徒達は一流のものや、最先端のものに触れると、そこから夢をもち、成長を意識すると思うのです。

さて、次に行ったのは20の単語を覚えるゲーム。3分間で単語を覚えて、それを書き出します。正解は平均12ぐらいでした。

次に簡単なマインドマップのルールを教えて、20の単語をカテゴライズして適当に描いてもらいます。そうしたら正解は平均18まで上がったのです。もっともマインドマップを描くのに時間がかかったので、単純には比較できないのですが、生徒にしてみたら「このマインドマップってのは何だ?」とびっくりしたわけです。

さらにいきなり2名を「1分間で自己紹介してください」と指名しました。二人とも30秒ぐらいでネタ切れとなりました。

次に私がフォーマットをある程度準備したマインドマップを埋めてもらってから全員に自己紹介をしてもらったらほぼ1分以上、よどみなく素晴らしい自己紹介が出来ました。

評価シートでは「もっとマインドマップを勉強したい」とか「勉強に使いたい」とかポジティブなものが目立ちました。

体系的に整理する、ということ、整理されたもので表現する、ということが学べた気がします。

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