地銀を制するのはみずほ・郵貯連合のJCOINか、アリペイか
JCOINってみずほ・郵貯連合の仮想通貨?
アリペイは電子マネーだよねえ。
違うんじゃないのおおおぉぉお!!?
いあ、同じだよ。JCOINは円と一対一で交換するし、銀行口座からお金引っ張ってくるし・・・
なんか改正資金決済法でちゃんと管理できるのかよぉ??
<出所 ビットコイン >
日経新聞(2017年、9月17日付朝刊)のスクープ記事で、みずほ・郵貯連合の仮想通貨JCOIN(仮称)が取り上げられ、多くの地銀を巻き込み、同時に三菱東京UFJ銀行も参加を交渉中となっています。無論、JCOINは現実通貨の裏打ちの無いビットコインと異なり、財布の後ろに銀行口座がある「現金に裏打ちされた電子マネー(但し、発行形態はブロックチェーンの仮想通貨)」と言うことになります。フィンテックがもてはやされ、電子マネーの流通量が年間5兆円を超えた現在、デビットカード(キャッシュカードを小売決済に使えるカード)の発行で先進国に遅れた、日本の銀行、とりわけ地銀にとっては起死回生のアプローチになる可能性があります。恐らくスマートフォンアプリを出すのでしょう。店舗決済はQRコードを使うことになると予測されます。当然、個人間送金にも活用されます。
■ ライバルはアリペイか?
一方アリババの電子マネーアリペイが2018年春、国内の消費者向けに電子マネーを発行すると言われています。シンガポールの事例など見ればわかりますが、銀行口座と店舗決済の間をスマートフォンでつなぎます。これはスマートフォンアプリとデビットカードを共に代替したようなサービスです。そしてねらい目は地方銀行のアリペイによる取り込みと見られています。店舗決済はQRコードを使います。アリババでは、対応店舗を2017年末には5万店にするという目標を掲げています。
■ 進む地銀の自行ATM、セブン銀行ATMに置き換え
ネガティブ金利の時代を迎えて地方銀行は儲かっていません。その為、合併(例えば最近では三重県の三重銀行と第三銀行)などが相次いでいます。そしてATMは自行版は300万円もします。それを200万円を切るセブン銀行のATMで置き換える事例が相次いでいます。それと同じで普及に失敗したデビットカードに替わる電子マネーのスマートフォンアプリや仮想通貨の発行をコストのかかる自前主義ではなく、みずほ・郵貯連合のJCOINやアリペイを採用するのは自然な流れかもしれません。
恐らくJCOIN(仮想通貨)とアリペイ両方を採用して、勝った方、普及した方を中心に地銀がフィンテック展開をするのでしょう。
■ アップルペイには逆風
でもこれはNFC決済を進めるICカード電子マネーやアップルペイには逆風ですね。
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