モノのインターネット(IOT)が郊外のお庭に飛び火、スマート・ガーデン・センサーEdyn(イーデン)は魅力的か
■ お庭に飛び火したスマート機器とIOT
モノのインターネット(IOT)は様々な処に飛び火して、遂に郊外のお庭の中まで火の粉が飛んできました。テッククランチがスマートガーデン・センサーを紹介しています。スタートアップ企業のSoil IQ (社名は現在Edyn)が開発したEdyn(イーデン)=ガーデンセンサーですが、キックスターターで予定の金額10万ドルの3倍ほどを調達しています。投資したのはファーマーとガーデニングを趣味とする生活者や仕事とする人々が半分半分です。99ドルの土壌モニター機器を販売しています。自動の水道バルブも60ドルで売っています。やっぱりまずはアップルのIOSアプリでスマートフォンと繋ぎます。土壌の数値に温度と湿度、天候、位置を加え、ガーデニングを支援します。数百人のケニヤのファーマーとプリンストン大出身のエコロジスト兼土壌学者(CEOのJason Aramburuさん達)との共同研究の成果を企業化したものです。ですから先進国の一戸建てのお庭と東アフリカの灌漑や農業育成の二つのミッションを持っています。美しいお庭作りに貢献すると同時に東アフリカで野菜や果物などの換金作物を育てると言う訳ですね。
ガーデニングを楽しむ人々は水撒きを効果的に行い、水道料金を減らすことが出来るそうです。また様々なお庭から得たデータを解析して、それらとの比較でアドバイスをもらえます。発展途上国支援はまだこれからのようです。
■ 感想 ~パタン化されてて月並みなサービス~
ガーデニングが大好きな生活者が企業したEdyn(イーデン)ですが、サービス内容はとってもパタン化されていて月並みな印象です。例えば自動水撒き機をコントロールして「晴れの日、お庭に虹を作る」とか遊び心は無いのでしょうか?「光を出してお庭でペットを遊んであげる」とか言ったサービスも欲しい処です。エデンの庭=極楽浄土で楽しげに遊んでいるイメージが欲しいです。(と一杯、勝手な我儘を言っています。そこまで行くと是非、買いたいです)但し、スプリンクラーと連動していて、水撒きの時間やタイミング、水撒きの自動スタートと水の量の調整などは機器が自動で判断します。(虹が欲しい、虹が ^^)
でもまあ日本はこの手のスタートアップ企業が出てきても中々お金がつかない社会なので今後に期待しています。
そして先進国のお庭の我儘を満たして稼いだ暁には、東アフリカに出ます。
■ 東アフリカの農業支援と言う社会貢献の大義は魅力的
しかし先進国のお庭を魅力的に仕上げて稼いだお金で東アフリカの農業を支援すると言う「大義=社会貢献発想」はいいですね。普通、先義功利と言って社会貢献などの大義名分を立てて、それから稼ごうと言うアプローチが多いですが、同社は逆の現実的な道を進みます。
とっても爽やかな印象のスマート機器の紹介でした。(凄く気に入ってます)
動画 Edyn - Welcome to the connected garden
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若き土壌学者の冒険の旅
<出所:テッククランチ、EDYN>
★★ Smart Garden Sensor Edyn Moves Past Kickstarter Goals, Eyes Android
★★Edyn: Welcome to the connected garden.
★★ Edyn Is A Gardening Monitor That Sends Moisture, Temperature Data Back To The Cloud