ビック・ガンドトラ氏退社と言うフェイスブックによるホワッツアップ買収の横風を受けるグーグルプラス

» 2014/04/28

パソコンからモバイルやウエアラブルなどモノのインターネットへと環境が大きく変わる中、グーグル＋の生みの親であるグーグルのビック・ガンドトラ氏（senior vice president,Social、このソーシャルと言う表現が重要です）が退社します。グーグルＩＯ等で有名であり、ラリーページＣＥＯを支えるＬチーム（so-called "L team"実質専務会的な役割）の一員であっただけに業界に大きな衝撃を与えています。後任がナンバー２では無く、明らかに格下のエンジニアの為、グーグル＋はグーグルの中心的なテーマから外れ、プラットフォームの一部と看做され始めています。

フェイスブックがホワッツアップを買収し、画面が大きくオタク用のパソコンベースの総合的なソーシャルメディア（ストック型）から、それぞれの機能がシンプルな「フロー型」のアプリ連合へと進む中、グーグル＋もハングアウトや写真チームの独立などモノのインターネット（モバイルとウエアラブルなど）の環境変化の影響を受け始めたと言う見方が出ています。フェイスブックのホワッツアップ買収の余波と言う見方もあります。

斬新で見事なサークルを活用し、進化心理学を駆使した人間関係論や人類学の知見に優れたグーグル＋ですが、技術環境の変化（メディア論の視点）の例外では無いようです。フェイスブックと同様、最早、クールでも先端でもないと言う事ですね。

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