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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

スマートテレビに対するデイッシュネットワークとディズニー(ABC放送、ESPN)のインターネットCATV契約のインパクト

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 ソフトバンクの孫さんと米国通信キャリアのスプリントの取り合いをしたデイッシュネットワークがディズニーと締結した再送信契約が米国で大きな話題になっています。再送信契約の対象はABC放送とスポーツのESPNです。問題はオーバーザトップTVサービスと呼ばれる言わばインターネットCATVのような放送形態をデイッシュネットワークに認めた点にあります。

従来ABC放送やESPNは自社主体でインターネットライブ放送を開始していました(いずれもCATV契約者のみが対象)が、それを他社のサービスに全面的に任せると言うことはありませんでした。これは快挙です。ソニーもインテルのオンキュー(ベライゾンが買収)にも出来なかった事だと言われています。

 

これはアップルやソニー、グーグル、マイクロソフト、アマゾンなどが準備しているとされるインターネットCATV(オーバーザトップTVサービス)への道を開き、CATVなど既存の有料テレビからネットテレビに切り替えを促すコードカッターの活躍を助長する動きだからです。

 

インターネットCATV(オーバーザトップTVサービス)は言わば、テレビ放送のラジコのようなものだとお考えください。

 

デイッシュネットワークはこれまでホッパーとよばれるセットトップボックス兼録画機を販売しており、広告飛ばしを促進して来ました。一方ABC放送など地上波は著作権違反と訴訟を起こしましたが敗退しました。そこでインターネット上でデイッシュネットワークが計画している低所得の若者向けのインターネットCATV計画に加担する代わりに、広告飛ばしをやめてもらう取引をした訳です。まるで二丁拳銃をぶっ放した後で和解する西部劇のようですが、この動きはNBCやフォックス、またインターネットCATVに出たがっている他のCATV企業、アップル、グーグル、アマゾンなどのコードカッターに有利に影響します。

 

これまでCATV業界の外に動画を出すことに慎重だったハリウッドの雰囲気が変わってきました。思えばあれだけ著作権違反と対立したYouTubeの時も同じことがありました。いよいよスマートテレビ本格化への歴史の転換点です。

 デイッシュはセットトップボックスのホッパーによる広告飛ばしで脅かし、

それを引っ込めてネット放送(再送信権)を獲得した。まるで西部劇!!

 

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  <出所:ギガオム>

★★ Dish wins Hopper case again as more TV power shifts to upstarts

★★ Sony announces internet TV service, plans to start testing it later this year

★★ Why the internet TV pact between Dish and Disney breaks new ground for cord cutters

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