アマゾンテレビが3月?、アップルテレビ脱玩具版4月?、ネクサスTV5月?
2014年はいよいよスマートテレビ時代(インターネット放送+スマートテレビ機器+モバイル視聴)の時代が本格的に幕を開ける見通しです。米国での様々なテックブログ記事がアマゾンテレビが3月頃、アップルテレビ脱玩具版4月頃、ネクサスTV5月頃それぞれ発表と予測しています。
従来はハイブリッドテレビ(地上波またはCATV+インターネット情報の提供)と言ったアプローチが主体でしたが、それを越えたインターネット放送中心の純正アプローチの時代に動き始めています。
多くの家電テレビメーカーはハイブリッドアプローチを取っており、一方アップルやアマゾン、グーグルは地上波放送(放送電波放送やCATVなどインターネットの外の世界)そのものには興味がありませんでした。(ハイブリッドアプローチは全体的にHTML5アプリに傾いています)
米国ではアップルがアップルテレビ・セットトップボックス版が長らく玩具と呼ばれていたのもインターネット放送の側が整備されていないことが大きな理由でした。(嘗てのグーグルテレビ登場時の2010年には精々Huluとネットフリックス程度)
しかしネットフリックスの自主製作番組の大成功(昨年はオスカー受賞)や米国議会におけるプログラムアクセスルールのインターネットへの拡大の動きなどを背景にインターネットライブ放送に関してもソニーの参入発表(CES2014)やWWE(プロレス)の参入発表(米国大リーグも参加)などインターネットCATVの動きが加速しています。
このようなオーバーザトップTVサービス環境の充実の中で一斉にアマゾンテレビが3月?、アップルテレビ脱玩具版4月?、ネクサスTV5月と言う動きになったと考えられます。全てまずはセットトップボックス型です。
アップルに関しては既にアップルストア(ITUNES ストア)からのマイクロ取引だけの販売が時代遅れになる中、2013年は音楽のストリミングサービスに出ました。同様のストリーミング放送をテレビや映画の世界でも実行に移す見通しです。既にWWE(プロレス)の販売代理店化(ITUNES ストアからの販売)とアップルテレビでのアプリを発表しています。既に2014年1月末にはアップルストア(ITUNES ストア)に初めてテレビセクションを設け、脱玩具の動きを公然化しました。
動きが非常に遅いテレビの世界ですが、いよいよ真打ち登場です。
またグーグルはアマゾンで大人気のクロームキャストに続いてネクサスTVを出すと見られています。もしかすると発表は6月のグーグルIOにずれ込むかもしれませんが。
<出所:ギガオム>
アップルのネット店舗に初めてテレビ機器コーナーが登場
<出所:9to5マック>