気になる2014年の予測、マイクロ・アンドロイドゲーム機の急成長、ネクサスTVの登場、そして・・・
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そろそろ2014年の予測が出始めています。米国調査企業のジェニパーリサーチも2014年の注目すべきトップ10の技術トレンドを出しています。1番目は都市のスマート化の進展であり、2番目には‘mAgri’のようなモバイルペイメントのサービスの台頭、三番目はウエアラブル機器の爆発です。更に7番目にGoogle Nowのような行動予測が続きます。筆者は8番目のアンドロイドゲーム機のOuyaのようなマイクロゲーム機の成長に注目しています。そしてこれにはGameStick(アンドロイドゲーム機)なども含まれます。ギガオムの記事では「ゲーム機の世界はPS4対XboxOneの対決ばかりが注目されているが、マイクロゲーム機はコストがXboxOneのたった2割と安く、ゲーム機業界に破壊的なインパクトを与えることになる」と予測を紹介しています。スマートフォンの世界観やエコシステムがマイクロ・アンドロイドゲーム機の急成長によりゲームの世界に持ち込まれ、アンドロイドを中心としたゲーム機及びゲームの再発明が大きく進みそうな予測です。当然、アマゾンの電子機器販売の3位に入り一定の成功を見ているChromecastも含まれると考えられます。
ゲーム機の再発明の関連で注目すべきはアンドロイドTVでしょう。
インフォメーションの予測ではグーグルブランドのネクサスTVが2014年前半に登場します。ギガオム誌はインフォメーションの予測を補足してフランスの通信キャリアSFRが10月に導入したアンドロイドセットトップボックスやハイセンスによる中国アンドロイドテレビの導入機種の拡大など、いよいよアンドロイドTVがグーグルのスマートデバイスの一員として整えられ、台頭を始めると予測しています。当然、Nexus-branded TV set-top boxやアンドロイドTVなどはゲーム機の世界と上からぶつかります。(マイクロ・アンドロイドゲーム機は下からPS4対XboxOneを揺さぶります)
アップルはイスラエルのプライムセンス(ゼスチャー操作キネクトの元技術企業)を買収し、また「番組提供義務」もインターネットに拡大する法案が米国会議会で審議されていますから、2014年には本格版アップルテレビの登場環境が整います。筆者は2014年秋に登場すると予測しています。
2010年に登場したグーグルTV、登場が噂される本格版アップルテレビがゲーム機の再発明と絡み合い、いよいよ2014年には歴史の舞台に真打ちとして登場しそうです。
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ウエアラブルは流行するとジェニパーリサーチは予測
<出所:ギガオム>
他の調査ではアンドロイドTV本格登場、ネクサスTVも登場が予測されている。
<出所:ギガオム>
Google’s Latest TV Takeover Attempt: ‘Nexus TV’
<出所:インフォメーション>
★★Press Release: Top Ten Tech Predictions for 2014
★★ Top 10 tech trends for 2014: Wearables, 3D printers, mobile money, and more
★★Is Google building a Nexus TV box to push development for Android on TV?
★★Hisense is building more Android TV devices, but doesn’t call them Google TV
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