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福田総理、「あなたと違う」言っちゃいましたね

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昨日はテレビも全然見ないでいたら、知らない間に大変なことになっていました。なぜ、日本の政治のリーダーは、なぜこんなにポイポイ辞めるのだろう。直接選挙で国民に選ばれていないから、国民の代表ではなくて、党派の代表という感覚なのか。あるいは、そもそも大統領や知事のように明確な任期がないからか。政治家は、だれしも総理大臣を目指している(福田総理は違ったらしいですが)のだとすれば、その総理があっという間に辞めてしまうのは、どうも「セミ」を連想してなりません。

任期といえば、4年や5年といった限られた期間内に何かを成し遂げようとすれば、自ずと1年目はこれ、2年目はこれ、といった時間軸をベースとした考えが生まれます。一方、いつ終わるか分からない政権だと、とにかく今、常に全力疾走しなければならないでしょう。ちなみに、独裁だと未来永劫その地位が続くようにと考え、結果、保身に走るわけです。

そういう意味では、場当たり的な対応に追われた福田政権は、かわいそうな気もします。でも、最後の記者会見で、「先を見通す力がある」とは。なんともキツイ自虐ネタです。

ところで、「あなたとは違うんです」と言って「逆ギレ」なんて指摘されていましたが、この種の発言は、いつも記者を通して国民にメッセージを発しているというPRの基本を忘れたときにしてしまうものです。「あなたと違う」は「国民と違う」と同義であり、本当に最後に毒を吐いて終わる結果になってしまいましたね。

久しぶりに社会ネタ(いや政治か)でした。

Comment(4)

コメント

おおた

>どうも「セミ」を連想してなりません
 よく「はかないもの、すぐ消え去るもの」の例えにセミが使われますが、そもそもセミは昆虫の中では極めて長寿な生き物なんですよね(笑)。大抵の昆虫の寿命が1年なのに対し、アブラゼミなら6年ぐらい、中には17年とか生きているものすらあります。
 我々はセミの生涯の最後の1週間だけを観測してそこにはかなさを感じたりしていますが、セミにしてみれば「あなたとは違う」と思われていたりして…とむりやり本題にひっかけてみました(汗)。

mcr

私は福田総理を支持しておりました。
総理自身が先を見通していても、話し合いに非協力的な野党や
一部の否定的な報道のおかげで、随分身動きが取り辛かっただろうと思っています。
>「あなたと違う」は「国民と違う」と同義
総理は、例の批判的な質問をした記者に対して「違う」と言ったのではなかったでしょうか。
総理支持の国民まで一緒くたにしないで頂きたく、コメントを記入させて頂きました(笑)

hifujii

おおたさん、コメントありがとうございます。座布団一枚ですね。
「セミ」を連想したのは、まさに、地中の長寿部分と地上の1週間でして、政治家の頂点を極めた瞬間に、やりたいことをもっと周到に準備して実現できないものか、なぜ、やり遂げずにあっという間に辞めてしまうんだろうということからです。でも、セミの多くは、子孫を残すという重要な仕事を成し遂げるんですよね。
やはりセミには失礼でしたか...

hifujii

mcrさん、コメントありがとうございます。
記者会見での失言の多くは、失言者が正直で、いい人だからこそ起きています。悪意のある質問や、誘導的な質問に「答える」ことに集中して、何を「伝えたい」かを忘れたとき、失言が出てきます。たいていの場合、文脈を考えれば情状酌量の余地があるのですが、マスコミはそこだけ切り取って使いますから、言葉が独り歩きしてしまいます。メッセージを伝える側は、そこまで見越して語らなければならないから、相当の訓練と準備が必要なのだと思います。

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