「Android (アンドロイド) × グローバル」ブログを始めました!
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オルタナティブブログ読者のみなさん、こんにちは。今日からブログを開始させて頂きます佐藤航陽(カツアキ)@metaps_satoと申します。
ここで私の自己紹介をちょっとだけさせてください。
大学入学後の2007年にイーファクター(株)を設立し(後に大学は中退しました)、インターネットを使ったマーケティングを中心に事業を展開してきました。WEBのマーケティングのフォールドはプラットフィームが変われば、それに合わせてすぐに変えていかなければいけません。2008年は検索エンジン上でのマーケティング(SEO)の事業を立ち上げ、2010年からはtwitterやfacebook等のソーシャルメディアを使ったマーケティング事業を立ち上げてきました。
そして今スマートフォンが急激に普及する中で、スマートフォン上でのマーケティングノウハウが世界中で求められています。端末が普及しても開発者が収益化できなければ端末の未来もないと強く感じました。そこで自分でそういったノウハウを提供し、開発者の収益化を支援する事業を立ち上げようと、2011年からシンガポールでスマートフォンの開発者のマネタイズを支援する目的で「Metaps Pte. Ltd.」を立ち上げました。
「何故シンガポールか?」とよく聞かれるのですが、①理由はアジアの成長性に期待していることと、②起業環境として適しているからです。
①に関しては今後、経済成長の余地としてはアジアに注目が集まっておりここに大きなチャンスがあると思っています。GDPがまだ高くないアジアの国々ではオープンソースのandroid端末の親和性が非常に高いです。
②に関してはシンガポール自体は国民が500万人しかいないので東京よりも市場は小さいです。ただアジア全体をカバーする拠点としては最適で、近隣には2億5千万人の人口を抱えるインドネシアや、マレーシアが存在しています。GoogleやYahoo!、Skype、Paypalのようなシリコンバレーの企業もアジアの拠点をシンガポールに設置しています。治安や交通・生活インフラも日本と同じ水準で整備されていますので、ここで事業をできないようであれば世界でビジネスは絶対できないといえる程、敷居は低いです。
今後スマートフォンは世界中で普及すれば、フェイスブック以上の世界共通のプラットフォームが出現することになります。どこにいても自分の作ったコンテンツを公開できてビジネスが出来るようになれば、たった数人で何億人に対してビジネスをおこなうということも現実になると思います。
日本経済は既に頭打ちの状態で、国内市場だけではもう成長の絵を描くことが難しくなってきています。今後日本人もよりよい仕事を求めて海外に出ていき、外貨を稼いでくるようなスタイルを求められてくると思いますし、既に一部の業界では海外に拠点を移し始めています。
その中でスマートフォンという世界共通企画のデバイスが世界で勝負をしていく日本人にとっては大きな「武器」になると私は信じています。
特に急成長している新興国では娯楽産業が不足しています。事業として各国に新規参入するのはハードルが非常に高いですが、スマートフォンのプラットフォームを通してであれば、圧倒的に参入コストは下げれます。映像業界や出版業界のような産業も、スマートフォンをうまく活用して海外にどんどん輸出していけるようになれば、再び成長市場に返り咲くことができると思います。
こういった未来も、まずスマートフォンのコンテンツ開発者が収益できるように「環境」が整わないと絵に書いた餅になってしまいます。私は事業を通して、まずしっかりとコンテンツを作る人達が収益化出来るような市場環境を作っていければいいなと思っています。そのためのマーケティングの方法や海外での成功事例、各国ごとの市場環境をこのブログで発進していきますので、ご興味ある方は是非覗いていってください。