オルタナティブ・ブログ > 餅は餅屋、品質検証は品質検証屋 >

ますます複雑化する開発製品の品質検証。エンジニアの皆さんに向けてAllion Labs, Inc.(アリオン)の島田が品質検証よもやま話をお届けします!

TransferJet技術: 近づけるだけでいい!

»

まだネットにはやりになっていない言葉だと思いますが、TransferJetは久々の日本”生まれ”の規格ですし、新しい技術です。

TransferJetは高精細な映像コンテンツや音楽ファイルの高速データ転送を可能にする新たな近接無線転送技術です。デバイス間を”タッチ”(かざす)だけでデータ通信が可能となります。たとえば、2台の携帯電話の携帯を近づけるだけで、写真等を送信できます。

TransferJet規格(TransferJet対応製品の持つべき仕様)を決めるのはTransferJetコンソーシアムです。TransferJetコンソーシアムはソニー株式会社、キヤノン株式会社、Eastman Kodak Company、株式会社日立製作所、日本ビクター株式会社、KDDI株式会社、株式会社ケンウッド、松下電器産業株式会社、株式会社ニコン、オリンパスイメージング株式会社、パイオニア株式会社、SAMSUNG ELECTRONICS CO. LTD.、セイコーエプソン株式会社、Sony Ericsson

Mobile

Communications、株式会社東芝、によって設立されました。現在はそれ以上のメンバー企業が加入しています。

TransferJet認証試験

ちょうど、今週12月21日、当社アリオンはそのTransferJet試験を実施できる試験ラボ(Qualified Test Labが正式名称)として承認されました。つまり、TransferJet対応製品はTransferJet認証を取得するには、アリオンにて試験を合格する必要があります。

これはまじめな話ですが、私としては早くもTransfertJet対応の携帯を購入し、同僚や友人とお互いの携帯を近づくだけ、写真の交換や音楽の送受信をしたいですね。もちろん、近距離技術のため、メールの代わりにはなれませんが、目の前にいる人にはメール作成の手間がなくなるので、便利!また、携帯をプリンターに近づけるだけで印刷できるといいな!と思います。Just Touch!

そのほか、デジタルカメラ、カムコーダー、コンピューター、テレビ、ゲーム製品などのTransferJet対応製品の登場を期待できます。

まあ、まじめな話に戻ると、TransferJet認証の試験は、ぜひアリオンにお任せください。

アリオンの発表

TransferJet公式ウェブサイト

Comment(0)