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Kindle キラー、その名はiPhone?

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「あなたのポケットに、150万冊の本が」――こんな刺激的なタイトルで始まるアナウンスが、Google から発表されました:

1.5 million books in your pocket (Inside Google Book Search)

Google Book Search のモバイル版サイトがオープンした、という発表(ちなみにリンクはこちら)。ご存知の通りブック検索は以前から存在していたサービスですが、iPhone や Android ケータイなどスマートフォン向けに最適化されたページも作りましたよ、という話ですね(で、現在ブック検索で150万冊の書籍が閲覧可能ですよと)。これを受けて、VentureBeat がこんなことを言っています:

Google Book Search: Seriously, iPhones are eBook readers (VentureBeat)

著作権切れの本しかないしインターフェースにも難がある、という評価がなされていますが、タイトルで述べられている通り「スマートフォンが電子ブックを読むための端末になる公算が強くなった」と主張しています。そして「Kindle もうかうかしていられないんじゃないか?」という話になるのですが、TechCrunch でも同じ論調ですね:

GoogleのKindle対抗? (TechCrunch Japanese)

2008年には50万台が販売されたと言われている、Amazon の電子ブックリーダー"Kindle"。第2世代の登場も間近のようですし、当然ながら最新刊や新聞記事まで購読・閲覧できる Kindle がすぐに「電子ブックリーダーとしての iPhone」に脅かされることはないと思いますが、今回のモバイル版 Google Book Search がきっかけとなって、「iPhone で本を読むのも良いかもしれない」と感じるユーザーが増えるかもしれません(産経新聞の iPhone アプリのようなサービスも増えそうですしね)。そうなれば VentureBeat で述べられている通り、「電子ブックリーダーとスマートフォン、2台も持ち歩きたくない」という話になっていくでしょうから、最終的に Amazon は「iPhone アプリケーションとしての Kindle」なんてものを開発せざるを得ないのかも……などと感じた次第です。

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