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決して最先端ではない、けれど日常生活で人びとの役に立っているIT技術を探していきます。

社内 FriendFeed の可能性

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まーた「社内〜」とか言い出して、と突っ込まれてしまいそうですが、いいと思いませんか?「社内 FriendFeed」(もしくは「社内ライフストリーミング」でも可)。

会社内であれば、日常生活以上に「ログ」を取ったり、コンテンツを作る場面が多いはず。勤怠記録はもとより、将来の予定の入力、各種資料作成、また社内ブログ/SNSを導入しているなら、当然そういったツール上での記事/コメント投稿も対象となるでしょう。そういった様々な活動を一本にまとめて、「社内ライフストリーミング」として確認できるようにするわけです(もちろん社外で行っているブログ/SNS/ミニブログなども取り込めるようにしても可ですが、それは秘密にしておきたい方もいるでしょうからお好みで)。もちろん"Like"機能(良いと思った書き込み/コンテンツに笑顔マークを付けて示す機能)やコメント機能(同じく個々の書き込み/コンテンツに対して、コメントが書き込める機能)も実装して。

しかしこれだけだと、「そんな行動を監視されてしまうようなツール、欲しくない」と言われてしまうでしょう。確かに上司が部下を監視するツールとして使われてしまう懸念は否定できないのですが(ただ「監視の文化」があるような会社では、既に社員をギチギチに統制するツールが導入済みだと思います)、社内ライフストリーミングの目的は社員を縛ることではありません。むしろ社員同士がお互いを知り、必要なときに声を掛け合えられるツールになるのではないかと思います。

昨日のエントリで、Twitter の面白さについて

むしろ Twitter は、たばこ部屋での会話のようなものだと思っています。たまたまそこに居合わせた人と会話を楽しんだり、他人のお喋りを聞いたり。

と書きましたが、まさに社内 FriendFeed もバーチャルたばこ部屋のようなイメージです。相手の一挙手一投足を、目を皿のようにしてチェックする必要はありません。アクセスした時にたまたま垣間見えた相手の行動にコメントしたり、「この件調べてるの?こんな資料もあるよ」とアドバイスしたり、あるいは単に「頑張ってるね」の意味で"Like"を付けたり。また「文章を書くのが苦手」「積極的に情報発信するのはちょっと……」などの理由で社内ブログ/SNSに参加していない人でも、普通に仕事しているだけでそれがログとして配信されますから、社内ライフストリーミングがコミュニケーションを促進する力はかなり大きいのでは、と想像しています。

もちろんどんなツールも万能ではないですし、前述のような「監視の道具として使われる」といったマイナス面が他にないか注意しなければいけませんが。ただ実験してみる価値はあるのかなぁ、ということで興味のある方は僕に(略

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