逝ったコダックと残った富士フィルムの違いは?
コダック社がチャプター11を申請したことは、いろいろなメディアが取り上げていた。
一方、1月18日付けのエコノミスト誌の記事は、コダックと対比して日本メーカーの富士フィルムが、うまく事業の多角化を遂行し今も健在であることを紹介している。以下は記事からの抜粋。
How Fujifilm succeeded serves as a warning to American firms about the danger of trying to take the easy way out: competing through one's marketing rather than taking the harder route of developing new products and new businesses. At the same time, it is a reminder to Japanese executives that their constant moroseness and defeatism is misplaced: the country's firms are well placed to succeed if they are willing to reform their businesses.
(富士フィルムがいかにしてうまく生き残ったかということは、アメリカの企業に対し、安易な選択肢を取ることの危険を警告している。新しい製品を開発し新しいビジネスを開拓するという、より難しい選択肢を取らずにマーケティングだけで勝負しようとする危険を。同時に、常に不機嫌と敗北主義に陥っている日本企業のトップに対し、それがお門違いであることを示している。もし企業が本気で改革に臨むならば、成功する可能性は大いにあるのだということを。)
これは企業に限らず、個人にもいえる。安易な選択肢に流れるのではなく、難しいことに挑むことによって成功を勝ち取ることができる、ということ。肝に銘じます。