海外のメディアを通して福島原発の現状を知る
最近はテレビで福島原発のニュースなどぜんぜん観られなくなった。今日なんかどのチャンネルを回しても、リビアのニュースばかり。恐ろしいことだが、テレビのニュースが取り上げなくなったら、その問題自体がもはや実在しないかのような錯覚にとらわれる。
福島原発は今どうなっているのか?
日本語と英語の両方で、福島原発に関する最新ニュースを検索してみた。
朝日新聞も読売新聞も日経新聞も、8月22日の枝野幸男官房長官の記者会見については、短い記事しか見あたらなかった。
一方、この記者会見については、ニューヨークタイムズの記事の方が下記のごとくより詳しく紹介していた。
The formal announcement, expected from the government in coming days, would be the first official recognition that the March accident could force the long-term depopulation of communities near the plant, an eventuality that scientists and some officials have been warning about for months.
この一連の公式発表は、3月の事故が原因で、原発付近の住人が長期にわたって避難生活を余儀なくされることを政府が初めて正式に認めたことを意味する。それは科学者や一部の政治家が長い間警告していたことだった。
また、8月19日付けのAljazeeraの英語版では、福島原発や日本の現在の危険性について、学者、医者、農家、官僚など多数の人々のインタビューを含む詳しい記事が載っていた。
皮肉なことに、福島原発事故の状況についての情報は、日本だけに頼っていられないようだ。