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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

8月6日に、ヒロシマとシリコンバレーに思いを馳せる

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8月6日の広島原爆慰霊祭に、初めて米、仏、英の代表者と国連事務総長がそろって出席したことは、ワシントンポスト紙でも取り上げていた。

米国からは、駐日米国大使のジョン・ルース氏が出席。弁護士出身でいわゆる「大物」でもないし、日本通でもないルース氏の大使就任には、いろいろなところから「日本も軽く見られたものだ」という不満の声が上がったと記憶している。

でも溜池通信で吉原さんは、ルース氏がなまじ過去の経緯に詳しくないから、このような勇気ある行動が取れたのだろうと書いておられる。そこで、ルース氏の経歴をWikipediaで調べてみた。

ルース氏の前職が、Wilson Sonsini Goodrich & Rosati (WSGR) のCEOだとは知らなかった。WSGRは、シリコンバレーの有名な法律事務所で、数多くのベンチャー企業の顧問をつとめている。前の会社のOINAも一時お世話になり、また株主の一社でもあった。

日系企業やVCとも関わりがあっただろうし、いやむしろ、政治ではなくビジネスの相手として日本を見る目があるからこそ、今回のような行動が取れたのではないだろうか。

こじつけのきらいは免れないが、日本とアメリカの新しい外交関係を築く小さな一歩に、シリコンバレーが関わっているというのは、この業界に足を踏み入れたことのある一人として喜ばしく思えた次第。

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