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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

私がThe Economist誌を好む理由

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News Weekもやめたし、Business Weekも読まなくなった私が、今でも定期購読している雑誌は、The Economist。私がこの雑誌のファンである理由が、端的に以下の段落で示されている。

"This newspaper endorsed Mr. Obama at last year's election in part because he had surrounded himself with enough intelligent centrists.  We also said that the eventual success of his presidency would be based on two things: resuscitating the world economy; and bringing the new emerging powers into the Western order.  He has now hurt both objectives."

「当誌が昨年の選挙でオバマ氏を支持したのは、彼がその周囲に多くの知的な中道派をおいたのが一つの理由だ。また当誌は、大統領として彼が成功するか否かは、世界経済を再び活性化させること、そして台頭する新たなパワーを西側の体制に取り込むこと、の2点にかかっているとも述べた。今、彼は今このどちらも傷つけている。」

一つ前の号(9月25日号)で、オバマ大統領の下した中国製タイヤへの関税を批判する記事からの抜粋。この雑誌は、各記事の個人名は出さない代わりに、雑誌全体の立ち位置を明確にする。一読者である私は、雑誌の立つ視点と自分の視点との違いを考慮に入れながら、記事を読める。

一方、立ち位置が明確でないのに、記事の視点がすべからく正しいという前提で書かれた記事は、読むのも疲れるし、ストレスがたまる...

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