鹿児島から世界を見つめる...仙巌園にて
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生まれて初めての九州旅行。家族サービスと、個人的趣味を兼ねて。
アーネスト・サトウの日記抄 「遠い崖」 13巻、「西南戦争」に触発されて、行き先に鹿児島を選んだ。西郷隆盛の銅像がある鹿児島市内。そのすぐ近くの城壁には、今も弾丸の痕が生々しく残っている。タクシーの運転手さんなど地元の人たちは、今でも「西郷さん」と親しげに呼んでいるのが印象的だった。
島津家別邸だった仙巌園。桜島を借景にしたこの広大な日本庭園には、まるで庭園にはそぐわないものがそこここにある。150ポンドの大砲復元像。反射炉(鉄製砲を鋳造するための溶解炉)跡。水力発電用のダム跡。日本で初めてガス灯がともった石灯籠...
幕末の薩摩藩の意気込みがひしひしと伝わってくる。明治維新後、ここが島津家の本邸になったとあるが、こういった施設を毎日見ながら、元藩主はどのような思いで毎日を過ごしていたのだろうか?
日本で初めてガス灯がともった石灯籠
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