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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

ヒューストン訪問記 6: マハーバーラタとラーマーヤナ

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マハーバーラタとラーマーヤナはインドの古い叙事詩...
高校の世界史で丸暗記させられた単語にしかすぎなかった。

義父母と一緒に言葉の分からないテレビ番組を観ていると、子供向けのおとぎ話でもあるが、インドの時代劇のようなものをやっている。女性だけでなく、男性も髪が長く、イヤリングをはじめ豪華な装飾品をいっぱい身にまとっている。全くの人間だけでなく、猿のような顔をしたキャラクターも出てくる。かっこいい男の人が放った矢が、突然3つになったりする。これは何なの?

怖い顔をした男が女の人をつかまえている。「さらわれた奥さんは、自分の装飾品を(空飛ぶ椅子から)地面に落として、自分の窮地を地上の猿人間に伝えようとしているのよ。」と義母が話してくれた後で、まさにそのシーンになった。義母さん、この物語のストーリーを知っているのですか?

知っているも何も、これはラーマーヤナの物語。同じようなテレビ番組は今までに何十回も見ているらしい。それだけでなく、ラーマーヤナとマハーバーラタの、何度も読んでぼろぼろになった本を見せてくれた。マハーバーラタの一部、バガヴァット・ギータの本も別にあって、その一節を読んで聞かせてくれた。これがサンスクリット語ですか。義母さん、サンスクリット語が読めるのですか。

義父母がムンバイから持って来た荷物は多くなかったが、読み古したこれらの本は欠かせなかった。それほど大切なものなのですね。私も一度読んでみます。

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