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スイミー的ギルド、広報女子部を運営する広報女子部 部長がお届けする、明日の日本の広報に役立つブログ。広報は幅が広く、業種や規模によっても大きく運用が異なるので、メインとしてお届けするのは、中小企業向けコンテンツとなります。未来の日本をみんなで作るために、一翼を担う発信ができればと思います!

「広報会議」朝活に参加してきた!マガジンハウス『Hanako』田島編集長ご登壇

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みなさん、こんにちは。大変ご無沙汰しております。広報女子部 S部長です。6.png

個人的に広報という仕事から遠ざかっていたのですが、最近転職した仕事でまた広報に携わることになり、また広報女子部もホソボソと活動していこうと思っております!

さて、ちょうど先週の金曜日に「広報会議」の朝活に行ってきました!

▼参加した「広報会議」朝活の情報はこちら

読者勉強会「朝活広報会議」vol.34
〜マガジンハウス『Hanako』メディア研究シリーズ

今回はマガジンハウス 『Hanako』の田島編集長が登壇!

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『Hanako』といえば、「ハナコ世代」という言葉も生み出した一世を風靡した雑誌。

なんと去年で創刊30周年を迎えたそうです。創刊時はバブル真っ只中の1988年。
「キャリアとケッコンだけじゃ、イヤ」という衝撃的なコピーとともに誕生したのが雑誌『Hanako』。

当時は松下由樹さん主演のドラマの舞台にもなったのだとか......!その名も「オイシーのが好き!」というタイトルで、時代を感じます!

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創刊時は週刊誌。2006年には月2回に。そして、去年のタイミングで月刊誌化されたそうです。月刊誌にすることで雑誌の厚みが増えたため、月に提供されるページボリュームは以前とさほど変わらないとのこと。

こちらは『Hanako』の変遷と時代の変化。創刊から30年生き残っている雑誌には、時代の流れに対応してきた経緯があるのだと思いました。

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現在は、インスタグラムを中心としたSNSを活用した企画や、Web展開では、東京を中心に都市生活を楽しむ女性に発信する「Hanako.tokyo」の他、台湾在住の日本好きな人々をターゲットに展開するウェブサイト「Hanako.Taiwan」を開設される他、読者コミュニティー「ハナコラボ」のメンバーが集うワークショップやセミナーも開催される予定とのこと。

その他、『Hanako』の懐かしい表紙のスライドもいっぱい見せて頂きました。昔はイラストが表紙のものも多かったですよね......。現在は、よりビジュアライズされた写真が多いですが、昔を知っている人間からすると、イラスト表紙のバックナンバーにぐぐっと来ます!

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個人的に、お話の中で一番印象的だったのは、田島編集長が以前『BRUTUS』の編集に携わっていたということ。旅好きの田島編集長は『BRUTUS』のお仕事の中で、たくさん旅に行かれたとか。そんな旅の記事について、特集によっては女性の読者が結構多かったという事実があったそうです。だから、男性誌→女性誌という転身は突飛なことではないのですね!

それでも男性と女性はちがうので、女性の何気ない発言には注意されているそう。例えば、男性誌って「コーヒー特集」を組むことがあります。(『BRUTUS』でもコーヒー特集ってよく見ますよね!)でも、編集部で女性が「でも、コーヒーって苦いですよね」と言った。そこで、編集部では「コーヒーじゃなくて女性が本当に飲みたいと思ってるものはなんだろう?」と考えて、お茶特集が生まれたそうです。

コーヒーみたいに苦くない、ちょっと自分をほっこりさせたいときに頂くお茶は格別で、最近特にお茶を飲んでいる女性は、部長の身の回りでも増えました!台湾から上陸したタピオカ入りのものや、ナタデココやダイエットを意識したバジルシードが入っているものなど、お茶のバリエーションも増えましたし、まだまだこのお茶ブームはつづきそう。

最近では、企業サービスとのコラボ企画とかも増えているそうで、広報さんにもリリースだけではなく、コラボ企画のご相談も是非!とのことでした。情報を発信するメディアさんは時代の変化とともに、そのチャレンジもどんどん変わっているようです。この先も『Hanako』から目が離せません!

▼『Hanako』2019年のバックナンバーはこちら

▼参考リンク

Hanako.Tokyo

withnews「編集長が語る雑誌「Hanako」30年の軌跡とマガジンハウスの雑誌作り」

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