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最近気になる米国の話題・製品・会社

IT戦略のすすめ

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米国でのTiffanyの売り上げが好調だという。米国はリセッッションにはいるかもしれないという位の状況なので、どうしてかな?と思い、記事を読み進めると為替がドル安なので、海外から観光客が押し寄せて買い物をしているということである。納得。

このことから、記憶が蘇ったのだが、前回の日本の旅行中に、銀座で買い物をしたときのことである。某超有名老舗デパートメントで、5万円程度の買い物をした。商品の包装もしてもらって、クレジットカードで支払いをする為に店員の方が私のカードをレジにもっていったのだが、ずーと待っていても戻ってこない。15分位たってからやっと店員の方が戻ってきて、「申し訳ありません、海外のカードの為、30分程度確認の為に時間がかかります。」と言われた。私の方はすでに次にアポイントメントが入っていたので、大変残念であったのだが、買い物を断念して帰ってきた。

もし、これが、米国のTiffanyで起こったら、大反乱がおこるぞと思った。30分も40分も待つような観光客はめったにない。大体、観光客は時間を惜しんでいるからだ、特にニューヨークなどは、夕方からオペラやブロードウェーを鑑賞しに行くので、みんなそんなお店ではものを買わないと思う。

だいたい、どうして、こんなことが起こるのだろうと考えてみると、先日、打ち合わせ中に、「日本のITは権限がない。」ということを聞いた。まさに その通りなのであろう。だいたい、カードの確認位、全部自動でコンピュータで出来るはずである。こういった自動化をしていない為、このようなことが起こるのである。きっとこのデパートメントストアのITの部門はこういった問題があるのは判ってのだろうが、ITの部門は権限がないので、あまり積極的にこのようなことを提言していくことが出来ないのではないかと思った。それにしては、銀座といえば日本でもニューヨークのショッピング街に匹敵するのだから、ちょっと腑に落ちない。

そういった意味では、米国の一般にリーテールストアーをいわれる会社は、一種ITを武器にしている。Wallmartなんかは積極的にITを取り入れて、低コスト化を実現して、No1になっている。最近では、コラボレーションアプリケーションが流行っていてText,Chat, Wikiを駆使したスタイルで仕事が行われている。

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